久しぶりに「Tarzan」を購入。
最近は、ランニング特集であっても買い控えることが多かったのだけれど、今回は、タイトルだけで購入を決定。
その噂は、各種ニュースサイトで明らかになっていたので、今日の発売日を楽しみに待っていたのだ。
ということで、夜明け前ランの帰りに、コンビニでゲット!
この表紙、このタイトル。巧いなぁ。巧すぎる。
企画を考えた編集者は、「やった!」と思っているんじゃなかろうか。
今年上半期最大のベストセラーであり、書店好きなら、誰もが1度は見かけている筈の…。
を彷彿させる、インパクト抜群の特集だ。
僕は、原本となっている「君たちはどう生きるか」を読んだことがない。このマンガ版だけではなく、小説版も未読だ。
児童向きの本であり、僕ぐらいの歳になると、もう、「どう生きるか」などを考えても仕方ないと思っていたからである。
ただ、「どう生きるか」は考えたことがなくても、「なぜ走るか」については、時々考えることがあった。
だから、思いっきりランナー心がくすぐられ、今回のゲットに至った。
巧いなぁと思ったのは、表紙画に、羽賀翔一氏を起用したこと。
羽賀翔一氏は、200万部超の大ベストセラーとなったマンガ版の作者。「Tarzan」は、同書と同じ出版社(マガジンハウス)からの刊行誌だからこそ、実現した企画だろう。
ただ、今回の「Tarzan」特集がマンガ仕立てということになっているわけではない。
羽賀翔一氏のイラストは、表紙と…。
この見開きページに掲載されているだけ。
あとは、「いつもの」Tarzan風な作り(写真&丁寧な解説)で構成されているため、もちろん、安心して堪能できる。
目次を見ていただくだけで、その充実した内容がおわかりいただけると思う。
僕は、まだゲットしたばかりで、パラパラと流し読みをしただけなのだけれど、それでも気になるページがいくつも見つかった。
とりわけ、このページはかなり気に入った。
人気テレビ番組(YOUは何しに日本へ?)からヒントを得たのは明らかだけれど、それを、ニューヨークのセントラルパークで取材するところが格好いい。
こういった《センスの良さ》が、Tarzanの魅力だ。
セントラルパークは、とにかく最高のランニングコースで、僕がこれまで走ってきたコースでは、間違いなくナンバーワン。
4年前の夜明けに走って感動した記憶は、今でも鮮明に残っている。
あぁ、またニューヨークで、できればニューヨークシティマラソンで、ここを走りたいなぁ…。と思った。
もっと気持ちよく走るためのアイデア企画も良かった。
ここでは、6つのアイデアが記載されていたが、僕の気持ちに一番近いのは、「ごほうびラン」だろうか。
まぁ、僕にとっては、「餃子ラン」と言うことになるのだけれどw
特集記事内に掲載されているコラムも充実。
「いつかは走りたいマラソン大会」として…。
シカゴマラソンが掲載されている!
僕は、つい数日前に走ってきたばかりなので、やっぱりこれにはビビッときた。
この他、ロンドンマラソンや、ニューヨークシティマラソンも掲載されており、どれもこれも魅力的だった。
「なぜ走るか」特集は、各種連載企画を除いて、雑誌全体で展開されており、合計ページ数は80ページ超に及ぶ。
ランナーならば、どこから読んでも読み応え十分な内容だ。
超オススメ。
Tarzan(ターザン) 2018年10月25日号 No.751 [君たちはなぜ走るか。] [雑誌]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2018/10/11
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
【蛇足】
今日発売になったばかりの雑誌なのに…。
Kindle Unlimitedでは、無料で読めるようになっていることに、ちょっと驚いた。
僕はこれに加入しているため、買わなくてもよかったということになり、ちょっと悔しいw
まぁ、僕は紙媒体を愛しているし、紙には紙の良さがあるので、買って良かったと思っているけれど。