焦った。
僕にとって、もはや身体の一部とも言える「Fitbit Charge 2」が、危うくバッテリ切れになるところだったからだ。
昨日の朝。僕は通勤電車の中で、こんなsubjectのメールを受けとった。
あなたの Charge 2 バッテリー残量が低いです
うわっ。
僕は、車内で思わず唸ってしまった。
その後には、このような文章が続いている。
壱蔵さん、こんにちは。
Charge 2 のバッテリー残量が低めです。できるだけ早くバッテリーを充電してください。
僕は慌てて本体を確認すると、バッテリライフは、あと15%しか残っていなかった。
Fitbit Charge 2のバッテリライフは公称5日だから、1日あたりに換算すると、約20%。
ただ、これまでの経験上(僕の使い方だと)5日はもたない印象があった。
そう考えると、残量15%というのは、非常に危険な水域に突入している。
僕がこのメールを受けとるのは、今回が初めてではない。それどころか、かなり頻繁に受信している。
いったいどれくらいだろう…?と思って、メール履歴を確認してみると…。
こんなに受信していたw
わずか半年のあいだに、なんと17回(!)も警告を受けている。これは、いかに僕がズボラであるかの証明だろう。
ただ、これまでは、このメールを受けとっても、昨日ほど焦らなかった。それよりもむしろ、「助かった」という思いの方が強い。
これまでの警告メール受信時は、まだ、バッテリ残量が20%近く残っていた気がするし、日中や夕方の受信が多かったので、帰宅後すぐに充電すれば、問題は生じなかったからである。
しかし…。昨日は大いに事情が異なった。
警告時には、15%しか残量がなかった上に、朝の通勤途中だったため、しばらく給電できない!
いやぁ、困った。困ったぞこれは。
僕は大いに頭を悩ませたが、解決方法は見つからなかった。
iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンであれば、突然本体のバッテリが切れそうになっても凌ぐことができる。
市販のケーブル&モバイルバッテリなどで、いつでもどこでも簡単に充電が可能だから、全く問題ないのだ。
しかし、Fitbit Charge 2の場合、そうはいかない。
専用のチャージャを使って充電する必要があり、そんなものを常時携帯するのは非現実的。
そのため、帰宅しない限り充電ができないからである。
会社に到着し、始業前にあらためて確認してみると、残量は12%になっていた。
なんと、3%も減っているではないか!
このペースで減り続けたら、絶対に帰宅まではバッテリがもたない。
昨日も、例によって遅くまで残業になることは必至だったため、僕は大いに焦った。
ということで、僕は、バッテリライフの延命に向け、さまざまな抵抗を試みた。
さまざまな通知やリマインダの設定をオフにし、さらに、できるだけ本体の画面も見ないように努めた。
僕のFitbit Charge 2は、普段は非表示だけれど、腕を回すと画面が表示される設定になっているからだ。
ディスプレイ表示はバッテリを消費する筈なので、できる限りそれを抑えた方がいい。
ただ…。長年の癖というのは恐ろしいもので、僕は、日中、何度も何度も画面を眺めてしまった。
Charge 2は、いつものように活動量を示した後、バッテリ切れ寸前を示すアイコンを表示して、僕をたしなめた。
ということで、昨日の僕は、終日Fitbit Charge 2に翻弄され続けた。
たかが1日ぐらい活動量が記録されなかったところで、僕の人生に何の影響もないのだけれど、でも、僕は納得できなかった。
前述させていただいたように、「Fitbit Charge 2」は、もはや僕の身体の一部と言えるため、その生命を尽き果てさせてしまうわけにはいかなかったのである。
僕は、時々画面を見たくなる誘惑を抑え、バッテリライフが持つように祈り続け、僕は淡々と夜までの業務をこなした。
這々の体で帰宅。
家に到着し、やおらcharge2を眺めてみると…。
もはや活動量は表示されず、バッテリアイコンと「!」マークが表示されるだけ。
Fitbitアプリでは、案の定、バッテリ切れの表示になっていた。
ただ、本体には表示されなくとも、一応活動量は継続記録されているようだった。
完全にバッテリ切れならば、アイコンも表示されなくなる筈なので、最後の最後まで、バックグラウンドでは頑張ってくれている、ということなのだろう。
僕は、九死に一生を得たのだ。
ということで、睡眠に入る前の時間を使って何とか充電し、事なきを得ている。
結果として、僕の活動量は途切れることなく継続され、事なきを得た。
ただ、本来は、生活を規則的にしてくれる筈の活動量計に振り回されてしまう、というのは本末転倒。
今後は、もっとマメに充電をしなくちゃなぁ…
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