ついにこの日が来てしまった。
安倍晋三内閣総理大臣と森喜朗東京2020組織委員会会長は、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長と電話会談を行いました。
(中略)双方は、アスリート及び観客の安心・安全を確保することが最も重要であり、この観点から、現在の世界の状況が継続的に悪化していることに鑑み、予定どおり本年7月に開催することは不可能であり、更には年内に開催することも不可能であり、延期とせざるを得ない旨一致しました。
東京オリンピックの延期が、正式に決まったのだ。
新型コロナウイルスが、世界中で猛威を振るっており、未だ終息が見えない現状を考えると、必然でやむを得ない決断と言える。
一昨日あたりの報道では、「IOCは、4週間以内に結論を出す」などと言われていた。
しかし、カナダやオーストラリアなど、不参加宣言をする国が出てきたため、早々に決断することにしたのだろう。
せめてもの救いは、《中止ではなく、延期》であること。
電話会談によれば、「遅くとも2021年夏までの実施に向けて、具体的に検討していくことで一致しました。」となっているため、1年遅れで開催…ということになりそうだ。
いくら何でも1年後ならば、ウイルス問題は解決していると思う(思いたい)ので、あとは、無事に開催されることを祈るばかりだ。
ただ…。
この延期に伴い、僕にとってはひとつ残念なことがある。
おそらく、来年の北海道マラソンが中止になってしまうだろう…ということだ。
今年、2020年の8月に開催予定だった北海道マラソンは、1月末、早々に中止が決定している。
コロナ騒動とは無関係。東京オリンピックのマラソンが、札幌開催となることによる《とばっちり》を受けた形だ。
その点について、僕は、以前のエントリーで詳しく書いた。
北海道マラソンの関係者たちは、無念の思いを抱えながら、2021年の復活開催に向けて、リベンジを期していた筈。
しかし…。
東京2020オリンピックが、丸々1年遅れとなった場合、またしても、北海道マラソンの日程と重なる。
リスケジュールに伴い、マラソンの開催地も見直される可能性もあるか?と思っていたのだけれど…。
早々に、札幌開催が宣言されてしまっている。
となると、もちろん、2021年の北海道マラソンも実施ができないということになってしまう。
2年連続で、オリンピックの《とばっちり》を受けてしまうことになるのだ。
ここ10年間、北海道マラソンを愛し続けたランナーとしては、どうにもこうにもやりきれない。
今。
2020年3月時点では、コロナ騒動に伴い、マラソン大会どころじゃない状況になっているので、今年4月、5月の大会が中止になるのはやむを得ないと思う。
ただ、今後なんとかこの騒ぎが落ち着けば、今年8月の北海道マラソンは、開催できていたかもしれない。
しかし、早々に中止を決定してしまっているため、今更復活開催というのは難しいと思う。
仕方がないことなのかもしれないが、何だかどうにも、気分がもやもやする。