先週末までのマラソン大会は、何の問題もなく開催されていた。
その中には、マンモス規模の京都や青梅も含まれている。だから、主催者側が万全の対策をとれば、まだ大丈夫なのか、と思っていた。
しかし…。
東京マラソン《一般参加者除外》の決断以降、潮目が激変。わずか2日間の間に、中止発表が続出することになった。
東京マラソン前後の主要フルマラソン大会は、エリート選手限定レースである「びわ湖毎日マラソン」を除き、ほぼ全滅といった状態になってしまった。
先週までは、万全の対策をとって実施予定の方針を打ち出していた大会も含め、急転直下の展開だ。
昨日のエントリーで書いたように、《不要不急な集まりであるマラソン大会開催は、もっての他と感じる世間の風潮》に、逆らえなくなったということだろう。
主催者側が、どんなに対策を講じようが、ダメ。「マラソン大会実施=害悪」と見なされているようで、ランナー的には、どうにもこうにもやりきれない。
僕が参加予定だった静岡マラソンも、昨日、唐突に中止発表。
1/31以降、全く更新されていなかった公式Webサイトで、20日ぶりに発表されたお知らせが「開催中止」と言うのは、いったいどうなんだ、という思いが募る。
その内容も、他大会のお詫び文をコピペようなものが、簡単に記されただけ。
参加料は1円たりとも返金されないため、手抜き決定なんじゃないかと訝しんでしまう。
もちろんそんなことはなく、水面下でじっくり検討した上での、苦渋の決断だとは思うのだけれど、個人的には不信感を抱いてしまった。
そんな恨み言をいいたくなってしまうのは、理由がある。
僕は、これで3回連続DNS*1に見舞われてしまうことになったからだ。
1回目は、昨年夏。
北海道マラソンのレース2日前、突如再発した座骨神経痛により、無念の遠征中止。
これはもちろん、自己責任だから諦めもつく。
2回目は、昨年秋。
台風19号の影響により、現地に向かうことさえできない状況だったため、マラソンレースの開催など、問題外。だからまぁ、これも諦めがついた。
しかし今回は、《目に見えない敵》が原因による中止だけに、どうにもこうにも、もどかしい気持ちが残る。
まだ詳しくは書かないけれど、僕の場合、4大会連続DNSとなることも確実だと思われるので、流石に凹む。
あぁ、何とか早くこの事態が解決してくれることを祈るばかりだ。
*1:Did Not Startの略。エントリーはしたけれど、何らかの事情で、出走しなかった場合のこと。