マラソン大会どころじゃない…という気がしてきた。
昨日の夜明け前に書いた、このエントリーは、僅か半日で状況が激変。
今週末に開催予定だった「いわきサンシャインマラソン」や、「姫路城マラソン」が中止となった。
レース5日前の決定だから、主催者としては、ギリギリまで悩んだ上の決断と言っていい。
現在、開催についての協議をしている大会も多いため、今後は、さらに中止の大会が増えてくることが考えられる。
この流れは、もう、きっと止まらない。
日本国内における、新型コロナウイルスの流行は、未だ収束の気配が皆無。
その状況を踏まえると、マラソン大会の主催者側が「開催可否」を検討した時点で、「可」を選択する理由が見つからないからだ。
現時点では、強い意志を持って参加の方針を打ち出している大会もあるが、世論の風当たりは強い。
厚生労働省が、「人混みを避けるような行動、不要不急な集まりをなるべく自粛するようなことも検討する必要がある」と発表。
ガチのランナー以外の人にとって、《不要不急な集まり》であるマラソン大会開催は、もっての他という雰囲気になりつつある。
さらに。
こんなニュースまで出てきている。
近隣諸国から見て、日本は、新型コロナウイルスの《感染国》と見なされている。
もはや状況は、中国武漢で発生した《対岸の火事》ではないのだ。
韓国や台湾は、日本とあまり状況は変わらないようにも思えるのだけれど、それだけ《自国、自地域を守りたい》という意識が強いのだろう。
それに比べて、日本政府の対応は、どうにもまだ緩いような気がする。
現状、欧米諸国からの発表はないが、これ以上日本国内での感染が進めば、日本への渡航自粛や、さらに、日本からの渡航禁止、という発表がなされる可能性もある。
この状況を踏まえると、日本国内で、大規模なマラソン大会を強行するのは、無謀なのではないかという気がしてきた。
現時点において、最大限の感染防止策をとらないと、今年最大のイベントである、東京五輪の中止まで余儀なくされてしまう可能性がある。
もしもそうなってしまったら、日本経済に与える影響は半端じゃなく、想像のつかない事態に突入する。
だから。今はグッと我慢の時期なのだ。きっと…。
なんだかとってもモヤモヤするので、少し走って忘れよう。