当初、僕は全く事態が理解できなかった。
昨晩、自宅のPC前で、つらつらとWebを閲覧していた時のこと。視界の隅に、白い煙が立ち上るのが見えた。
僕は非喫煙者だから、机上は、火気と無縁な筈。PC関連以外で、机にあるのはモバイルグッズと充電機器だけ。
それなのに、煙が立ち上るのは変だ。
それだけではない。ほどなくすると、焦げ臭い匂いまでしてくるようになった。
いったいどういうことだ、これは。と思って、煙の出所を確かめてみて、驚いた。
なんと…。
充電ステーションのひとつに繋いでいたUSBケーブルの1つが発熱し、そのチューブが溶け落ちてしまっていたからだ。
これは、その時の状況を再現したものだが、拡大してみると、とても危うい状況だったことがおわかりいただけると思う。
これまで僕は、沢山の電子機器類のケーブルを、この充電ステーションに繋ぎ、充電させてきたが、こんなことは初めてだった。
僕は焦って、そのケーブルをステーションから抜こうとしたが、とても熱くなっていて、しかも、他のケーブルと交錯していたため、ちょっと難航したほどだった。
それでも、なんとか抜いてみると…。
発熱のため、保護のチューブがかなりの部分で溶け始めていて、本当に危ない状態だった。
これは、安手のウェアラブルガジェット用充電ケーブル*1で、ガジェットとは、磁石で接続させ、充電させる仕組みになっている。
接続部分は既に取れ、まさに発火寸前状態。
この時、ガジェットは僕の腕に巻かれており、充電はさせていなかった。
では、そのケーブルがどうなっていたかというと…。
机の上に、無造作に置いていた、モバイル端末用ケースの金属部分にくっついてしまっていた。
そして…。
そこで、何らかの問題(?)が生じ、燃え始めてしまったようだ。
本来、このケーブルは、ウェアラブルガジェットの充電用であるため、その充電部にケースなどを無造作に置いてしまった僕に問題はある。
ただ、まさか、充電ケーブルとケースの組み合わせで、発火するなどとは思ってもいなかったので、僕は本当に驚いた。
そして、僕は、次の瞬間、本当にホッとした。
今回、僕はたまたま机に向かっていて、起きていたから、火事にならずに済んだけれど、例えば寝てしまっていたら…。不在だったら…。
発火して、まずケースが燃え、さらに大きく燃え広がっていた可能性もあったのではあるまいか。
そう考えると、僕は背筋が寒くなる。
今まで僕は、多数の電子機器において、数千回も充電を繰り返してきたが、まさに、油断は禁物。
今後、充電時には十分気をつけて運用していくようにしたい。
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*1:このブログでは未紹介。使い勝手が微妙だったし、すぐに乗り替えるかもしれなかったので、エントリーを書く気力が起きなかった。