脳内リフレインが止まらない。
昨晩から、何回続けて聞いたろう。眠りに落ちるときも、ずっと僕はその旋律と歌声の余韻に酔いしれていた。
今朝もずっと流れ続けているので、夢とうつつの境がつかなくなっているほどだ。
このエントリーを書いて以来、ずっと待ち続けていた「漸然山脈」の挿入歌、「ラ・シュビドゥンドゥン」。
それが、YouTubeで、遂に公開されたのだ。
いやぁ、素晴らしい。何度聞いても惚れ惚れする。
筒井康隆先生と山下洋輔先生が懇意だということは、ツツイストならば誰でも知っていると思うのだけれど、山下先生の演奏で筒井先生が歌うのは、意外にも初めてとのことだった。
ただ、競演は、もちろん初めてではない。
7年前。
このイベントで筒井先生と山下先生は競演され、この時も痺れまくったことを思い出す。
この時の映像は公開されていないため、僕の追憶の中にしかないのだけれど、今回は、違う。
筒井先生の素晴らしい歌声、そして山下先生が奏でる旋律。
お互いを信頼しきっていることが、手に取るように伝わってくる映像。何もかもが素晴らしい。
そんな映像が、いつでもどこでも堪能できるなんて。
いやぁ、いい時代になったものだなぁ。ツツイスト冥利に尽きる。 これが興奮せずにいられるものか。
映像を見て、「ラ・シュビドゥンドゥン」っていったい何だ?と思われた人は、是非、筒井康隆先生最新作の「漸然山脈」を読んでいただきたいと思う。
この歌は、「漸然山脈」の挿入歌であり、「漸然山脈」を読んでから聞いてこそ、その、真の凄さが伝わる。
そして、筒井先生&山下先生の感動コラボレーションに酔いしれたあと、再び小説を読むと、また、新たなる興奮が生まれる。
そしてまた、歌を聞きたくなる。そう、無限ループ状態なのである。
「漸然山脈」&「ラ・シュビドゥンドゥン」の至福。
全ツツイスト、必読、必聴、必見だ。