いやはや驚いた。これは凄い。凄すぎる。
シャープAQUOSシリーズの新製品発表に、僕の心は射貫かれてしまった。
まずは、AQUOS Sense6。
AQUOSのSenseシリーズと言えば、Androidスマートフォンで、4年連続して売上日本一になっている、超人気モデル。
手頃な価格で使いやすい性能が、大きな支持を得ている理由だろう。
今回のバージョンアップで、一番驚いたのが、その薄さと軽さ。
前モデルであるAQUOS sense5は、5.8型で薄さ8.9mm、重量178g。
それに対して、今回のAQUOS sense6は、6.1型で薄さ7.9mm、重量156g。
画面サイズが6.1型にアップした上、1mmも薄く、20gも軽くなっているのだ。
これは、驚愕の進化と言えまいか。
最近のスマホは、代を重ねるごとに、「大きく、重く」なっていくのが常。
例えばiPhone12→iPhone13は、性能アップの代わりに、重量もアップ(162g→173g)している。
しかし、AQUOS Senseシリーズは、そんな流れに楔を打ち込んだ。素晴らしい。
さらに、重量を軽量化させながら、AQUOSシリーズのメリットである「驚異的なバッテリライフ」を維持。
その凄さを、僕は、AQUOS Sense4で実感している。
そんな驚異的なバッテリライフを実現しつつ、薄く、軽くなった新モデルは、シャープ渾身のバージョンアップと言っていい。
ディスプレイも進化した。
有機ELのIGZO OLEDを採用し、120Hzの高リフレッシュレートにも対応。
鮮やかな10億色に対応、ピーク輝度は1,300ニト、コントラスト比は1,300万:1と、ハイエンドスマホなみの性能を有している。
カメラは前モデル同様3眼だが、光量が2倍となり、暗所に強くなった。
CPUは、 Snapdragon™ 690なので、ハイスペックとは言えないが、ライトユーザーの日常利用には必要十分。
薄く、軽くなって、有機ELの明るいディスプレイを搭載し、かつ、長時間バッテリ。
さらにもちろん、前モデル同様、防水/防塵、おサイフケータイも搭載の、まさに全部入りスマートフォン。
それがお手頃価格(4万円台ぐらいか?)で入手できるのだから、凄いというしかない。
今回のモデルも、間違いなく売れる筈だ。
Sense6と同時発表されたZero 6も、なかなか凄かった。
Sense6と同じ6.1インチ画面を搭載しつつ、さらに軽い146g(!)の重量を実現。
世界最軽量のスマートフォン*1となった。
最近のスマホでは、搭載されないことが多くなった、SDカードスロットや3.5mmイヤホンジャックも装備しているというのも便利だ。
CPUはSnapdragon 750Gなので、「一昔前のハイエンドモデル」といった趣だが…。
10億色の鮮やかな色表現の上に、240Hz駆動の表示に対応ということで、圧倒的な表現力が堪能できそうだ。
カメラも実に魅力的。
そして、このZero6も、もちろん、防水/防塵、おサイフケータイも搭載の全部入りだ。
今回シャープから発表された2つのモデルは、どちらも、CPUの進化がそれほどでもないため、人によっては期待外れだという人がいるかもしれない。
しかし、誰もが最新最強のCPUを必要としているわけじゃない。
普段使いであれば、そこまでのスペックを必要としていない人も多い。
シャープは、そんな人たちに向けて、より軽く、使いやすく…というコンセプトで新商品を打ち出してきた。
この方向性は、アリなんじゃないかと思う。
*1:
画面サイズ6インチ以上で、電池容量が4,000mAhを超える (公称値) 防水 (IPX5以上) 防塵 (IP6X以上) 対応の5Gスマートフォンにおいて世界最軽量約146g。2021年8月26日現在、シャープ調べ。