これはサプライズだ。
(C) Miracle Productions LLP
なんと、クイーンが紅白の舞台に登場するとは!
紅白の《特別企画》枠は、さまざまな歌手たちの出場が予想されていたけれど、クイーンを挙げていた人はいなかったのではないか。
それぐらいの衝撃。
でも…よく考えてみれば、納得できることもある。
クイーンにとって、今年はデビュー50周年の記念すべき年。
来年2月には、「クイーン+アダム・ランバート」による日本公演も予定されている。
そう考えると、年末のタイミングでの紅白出場は、クイーンにとっても、NHKにとっても、最高の舞台となる筈だ。
クイーンがNHKホールに来ることは考えにくいので、おそらく、英国から中継での出場となるだろう。
ただ、それでも十分なインパクトを与えてくれることは間違いない。
僕は、「ボヘミアン・ラプソディ」上映を機に、クイーンにハマった《にわかファン》で、フレディ・マーキュリーの歌声に痺れたクチだ。
「ボヘミアン・ラプソディ」は、劇場で13回も見たし、スタンディングライブ上映にも、何度も行った。
それどころか、ジュネーブマラソン出走時に、モントルーまで遠征し、フレディ・マーキュリー像と、クイーン記念館も訪れたほど。
だから、クイーンの凄さや素晴らしさについては、にわかファンなりに、わかっているつもりではある。
ただ、それだけに「クイーン+アダムランバート」には抵抗を感じていた時期もあった。
やっぱり、フレディがいなくちゃクイーンじゃないよなぁ…と思っていたのだ。
しかし、クイーンのオフィシャルYouTubeで公開されている「クイーン+アダム・ランバート」関連の動画を見ているうちに、考えが変わった。
ブライアンとロジャーの演奏が素晴らしいのは言うまでもないけれど、その2人とアダム・ランバートが、完全に溶け込んでいたからだ。
Queen + Adam Lambert - Rhapsody Over London Q&A Clip - YouTube
いやぁ、なんて楽しそうなんだろう。見ているだけで和やかな気分になってくる。
もちろん、歌も最高だった。
YouTubeには、多数のライブ動画ダイジェストが公開されているけれど、僕が一番痺れたのはこれ。
「We Are The Champions」のロックダウン・ヴァージョンとなる「You Are The Champions」だ。
これは、コロナ禍まっただ中だった2020年に発表されたもの。
フレディが作り、歌い上げた稀代の名曲が、時を超えて生まれ変わり、世界中に配信されたのだ。
今更ながら、僕はこの歌に痺れてしまった。
アダム・ランバートの歌声は、フレディと全く異なるけれど、これはこれで本当に素晴らしい。
紅白におけるクイーン+アダム・ランバートは特別枠なので、何曲か歌うのではないかと思われるが、僕は、是非この曲を歌って欲しいと思う。
今の時代にも紅白のテーマにも合っていると思うし、これはまさに、「クイーン+アダム・ランバート」の歌だからである。
いずれにしても、今年の紅白における最大の目玉となることは間違いない。
大いに楽しみだ。