僕は結構読書好きで、月に10冊以上の本を読む。
そんな僕の読書傾向は、先日の記事でご紹介しているとおりだ。
ただ、読書傾向が結構偏っているため、未読の作家も多い。
そんな未読作家のひとりだった堂場瞬一先生の本を、今週初めて読んだ。
僕は、堂場瞬一先生が超多作の人気作家だったということも、よく知らなかった。
読書好きが聞いて呆れる。恥ずかしい(汗)
今回僕が読んだのは、この本。
「チーム」だ。
表紙写真で、駅伝がテーマの小説ということはすぐにわかる。
裏表紙の内容紹介には、箱根駅伝の「学連選抜」チームに関する物語であることが書かれており、俄然興味が湧いて即購入したのだ。
学連選抜は、現在の「関東学生連合」にあたる。
今は、順位のつかないオープン参加扱いだが、2007年から2013年までの間は、正式な順位がつく扱いとなっていた。
当時は、学連選抜が10位以内に入れば、通常10校のシード校(予選会免除校)が1つ減って9校となり、翌年の予選会からの出場枠が1校分増えるというシステムもあった。
これはかなり大きな話で、オープン参加の現在とは状況が全く異なる。
2008年。
学連選抜が総合4位に入るという快挙を成し遂げた年の秋、この小説は出版されたのである。
…という背景は、読後に調べて知ったのだけれど、小説内では当時の息吹が完全に再現されていたので、全く戸惑うことはなかった。
そして、ガツンと痺れた。
母校がシード校予選で敗退し、意気が上がらない選手たちに「目標は優勝」と鼓舞する監督。
戸惑いながらも選手たちをまとめながら、前年の雪辱を晴らすべく奮闘する主将。
圧倒的なスピードを持ってはいるが、「チーム」のために走る気はないと宣言する異端児。
読み始めは、「学連選抜チームで優勝…という設定は無理があるんじゃないかなぁ」と思ったのだけれど、すぐにぐいぐい引き込まれていく。
登場人物たちの心理描写が絶妙で、僕は本を読む手が止まらなかった。
そんな大会で優勝候補となっていたのが、中央大学というのも、僕にとっては大きなツボ。
中央大学は僕の母校だからだ。
青山学院大学が、参加したての《新参校》として登場するのも、今となっては興味深い。
この本の末尾には、執筆協力者として「あの」青学監督・原晋さんの名前が記されているが、当時はまだ無名だった筈。
2008年当時、誰が今の《青学無双》状態を予想しただろう。
そんな裏話はともかくとして、本当にこの本は最高だった。
アンカーのデッドヒートシーンには、思わず泣きそうになってしまったほどだ。
いやはや本当に面白かったので、すぐにこれも購入した。
早速読み始めてみたのだけれど、若干違和感を覚えた。
「チーム」から「チームⅡ」まで7年も経った設定になっており、その間の物語がありそうな気がしたのだ。
ということで調べてみると、その期間はこの作品で描かれていることが判明。
ならばやっぱり、それを先に読んでおきたい。
…ということで、こちらを入手してから「チームⅡ」を読み進めようと思った。
今週末にでも入手する予定。
さらに、「チーム」の前日譚として、こんな作品が出版されていることも知った。
違うタイトルで色々と絡み合っているので、なかなか難しい。
ただ、これで整理できたはずだから、これからじっくりと読んでいくことにしよう。





