明日。4月7日の夜。
クイーンファンとして絶対に見逃せない番組が放映される。
「あの」ライブエイドの舞台裏に迫った番組だ。
僕は、ライブエイドをリアルタイムでは体験していないのだけれど、映画「ボヘミアン・ラプソディ」にハマって、劇場で15回鑑賞。
毎週のように映画館へ行っていたことを思い出す。
この映画は、ライブエイドシーンの再現で幕を閉じる。
ライブエイドの「画」は、あくまで映画用の《模写》だけれど、「音」はクイーンの音楽そのまま。
だからもちろん、素晴らしいに決まっている。
この映画は、さまざまなスタイルでロングラン上映されたが、とりわけ印象深いのが、立川シネマシティでの《スタンディングライブ》上映だった。
ライブエイドのシーンが始まると、観客全員が総立ちになって、みんなで、声を張り上げて歌うのだ。
いやぁ、もう、これがほんとに最高だった。
そのチケットは、毎回、発売数分後に瞬殺となってしまったが、僕は、苛酷な争奪戦で勝ち抜いて、何度も参加した。
最後のスタンディングライブ上映は、観客全員がタンクトップを着て参加しなければならないという、驚愕のスタイルで実施。
観客全員が「なりきりフレディ」となり、汗まみれで叫び、歌いまくった。
時は2019年7月。
この半年後には、悪夢のコロナ禍襲来によって、こんなライブ上映スタイルは「あり得ない」状態になってしまった。
だから、「ボヘミアン・ラプソディ」「ライブエイド」上映が、この年で本当に良かったと思う。
僕にとっては、一生忘れることのできない、貴重な体験だ。
明日NHKで放映されるのは、そんなライブエイドの裏側に迫った番組だから、これは絶対に見逃せない。
番組の公式Webサイトでは、その予告動画が公開されている。
たった15秒間の短い予告編だけれど、ブライアン・メイと、ロジャー・テイラーも登場。
奇跡の21分間の舞台裏について、ふたりが初めて語る真実とは。
それを知ったら、またきっと、ライブエイドを体験したくなる筈。
週末は、久しぶりにこれで、ライブエイドの感動に浸りたい。