今は亡き栗本薫さんが遺した、世界最大のヒロイック・ファンタジー《グイン・サーガ》。
1979年5月。第1巻「豹頭の仮面」で始まった壮大な物語は、栗本さんのライフワークとして、30年もの間、書き続けられた。
2009年5月。栗本さんは、膵臓ガンのために56歳の若さで亡くなってしまうのだけれど、晩年病床で苦んでいた間も《グイン・サーガ》にはこだわっていた。
命を削って、物語を紡いでいたのだ。
死の直前まで書き続けていた130巻「見知らぬ明日」を最後に、栗本さんの《グイン・サーガ》は未完で幕を閉じる。
その後、栗本さんの意を継いだ五代ゆうさんらによって、続刊が書き継がれているものの、130巻で一区切りであることは間違いない。
《グイン・サーガ》は、これまでに刊行された全タイトルが電子書籍化されているが、このたび、出版元の早川書房から衝撃の発表が行われた。
栗本薫さんが、命の限り紡ぎ続けた正篇130巻/外伝22巻の全巻が、読み放題となったのだ。
いやぁ、素晴らしい。素晴らしすぎる。
そんな夢体験を、現在は、Kindle Unlimitedとauブックパスユーザーだけが享受可能。
僕は、Kindle Unlimitedを使い続けて5年以上になり、とても満足しているが、文芸書分野は、若干そのラインナップが弱かった。
しかし、こういった超大作が加わるなら、読み放題の魅力は大いに輝く。
僕も、若い頃「グイン・サーガ」にハマったことがあるのだけれど、読書の時間がとれなかった時期があり、途中で挫折してしまっていた。
いつか必ず読み返し、読み続けたいと思っていた作品だったので、読み放題化は本当に嬉しい。
Kindle Unlimited万歳だ。
もしもまだ未登録の人は、30日間無料体験できるので、この機会にテスト入会をお勧め。
今から1ヶ月無料なら、GW期間も含まれるので、この壮大な物語を読み進めるには絶好だ。
GW中には読み終わらないかも知れないけれど(^^;