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大迫傑、東京五輪で完全燃焼宣言!

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いやはや驚いた。

日本マラソン界を牽引してきたエース、大迫傑が、いきなり「8月8日の東京マラソンをラストレースにする」と宣言したからだ。

 「いきなり」とは書いたが、大迫傑の中では、ずっと前から考えていたことなのだろう。

それは、この動画を見るとよくわかる。

大迫傑が、海外の地で淡々と練習する風景とともに、その心境を語っている。

曰く。

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「2013年に東京でのオリンピック開催が決まってから、ずっとこの大会を目標にしてきました」

「次があるという言い訳を強制的になくしたくて、この大会をゴールにしました。」

いやぁ、なんて格好いいんだろう。

だからこれまで、大迫は、その大きな目標に向けて、全力で自分自身の能力を高め、結果を出してきたのだ。

2018年。

シカゴで2時間5分50秒をマークし、3位に入賞。16年ぶりに日本記録を更新。

2019年。

オリンピック選考レースとなるMGCで3位に敗退し、東京オリンピックの内定を逃したが、日本記録保持者だったため、黙って待っていても、自動的に3人目の代表となる可能性は高かった。*1

しかし、大迫はそんな安易な選択肢をとらなかった。

去年の東京マラソンに出場し、自らの日本新記録を更新して、堂々、自力で東京オリンピックの出場権を獲得したのだ。

まさに、有言実行。男の中の男。痺れるなぁ。

運命の8月8日。札幌の地で開催される男子マラソン。

海外勢の壁は厚いけれど、今回は、日本開催という地の利もある。

気温が高くなるのも、大迫にとっては有利な条件の筈。

「破れても、次がある」という退路を断って、完全燃焼宣言をした大迫傑の底力に期待したい。

*1:その後の選考レースで、大迫傑の日本記録を抜くタイムで走るランナーが出なければ、大迫傑の出場が決定。


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