年末ということで…。
久しぶりに、抽斗の奥底へ仕舞い込んでいたガジェット類を取り出してみた。
かつてまだ、iPhoneやAndroid端末が普及する前。スマートフォン、何それ?と言われていた時代に、僕が夢中になっていたガジェットたちだ。
僕は、毎年年末になると、こんな感じで取り出して、愛機たちの生存確認を行っている。
バッテリが尽きていたり、まともに起動できなくなっていたりするものばかりで、「生存」と言えるのかどうかは、甚だ疑問。
ただ、これらの端末たちは、触って、愛でているだけで、幸せになれる。
僕の人生にとって、なくてはならない思い出の品。
だから僕は、端末たちを処分するつもりはないし、このまま一生保有し続けるつもりだ。
しかし、その中で、積極的に触りたくない端末というものがあり、僕の頭を悩ませる。
それは…。
この2機種だ。
写真を見ただけで、そのガジェット名がわかる人は、相当マニアックだと思う。
左が「Treo 750v」で、右が「Galaxy Camera」である。
かつて毎日のように使っていたTreo 750vは、その引退後から、背面のベタベタ化が進行。
僕は、それをすっかり放置したまま、年を重ねてしまった為、もはや取り返しのつかない状態になってしまった。
今は懐かしきvodafoneロゴ*1の周りもベタベタで、埃がつきまくって悲惨な状況に。
同じTreoシリーズでも、Treo680(クリムゾン)の筐体は、全く問題ないのになぁ…。
いわゆるこれは、加水分解という現象らしく、根気よく手入れすれば落とせるという紹介記事もあった。
しかし、手入れの際に、ガジェット表面のコーティングが剥がれてしまうという情報もあり、踏み切れずに放置していたら、救いようのない状態になってしまったという訳。
もはやここまで来ると手遅れだろう。
Treo 750vに生じていたベタベタ現象については、数年前からのことだったので、もはや驚かないが、今年はそれに、 Galaxy Cameraが加わったのがショック。
Galaxy Cameraは、21倍の超望遠レンズを搭載したカメラでありながら、実はAndroidスマホでもあるという、画期的なガジェットだった。
4年前までは、毎日のように愛用していたことを思い出す。
その後、肝心のカメラ機能が不調になり、お蔵入りさせてしまったが、いつか何とか復活させてみたいガジェットだった。
Android OSがまともに使えなくなったとしても、カメラさえ復活すれば、高倍率ズームコンデジとして、十分使えるガジェットだったからだ。
しかし、久しぶりにこのスマホを抽斗から取り出してみて、僕は大きなショックを受けた。
Galaxy Cameraのグリップにあたる部分が、ベタベタになってしまっていたからだ。
このガジェットは、グリップ部分だけラバーっぽい仕上げになっているため、それがアダとなった。
Treo 750vほど、埃はつきまくっていなかったので、今ならばまだ、根気よくケアすれば、何とか落とせるかもしれない。
ただ、ズボラな僕には、なかなかその気力が起こせずにいる。
頑張って綺麗にしたとしても、カメラ部分が復活しなければ、結局は使えないしなぁ…。
実に悩ましい。
*1:Treo 750vの「v」とは、vodafoneのvなのだ。この辺りも、当時のモバイラー心をくすぐった。