今年の北海道マラソンをゴールした後、僕は、這々の体で大通公園2丁目に向かっていた。
僕の荷物置き場があった6丁目から2丁目までは、わずか数百メートルの距離の筈なのだけれど、果てしなく遠く感じた。
身体はボロボロだし、荷物は重いし、おまけに直線距離では戻れない*1からだ。
待っているのが楽園でなかったら、間違いなく僕は、途中で歩みを止めていたろう。
ようやくそこに辿り着き、とっくにゴールしている仲間たちに温かく迎えられた瞬間、僕は、思わず倒れ込んでしまった。
でも、なんとか立ち直って…。
乾杯!
あぁ、この瞬間を楽しく迎えたいから、1年ぶりのフルマラソンを走り抜けたんだよなぁ。
僕は、あらためて、完走できた喜びを噛みしめていた。
ただ、身体の疲れはいかんともしがたく、再び倒れ込みそうになった僕に、メンバーの皆さんが、こんな声をかけてくださった。
「餃子、ありますから」
えっ?餃子?
思わず僕は元気を取り戻し、ビニールシート上に並んでいたつまみ類を見渡すと、果たして…。
焼餃子だ!
揚餃子も!
しかもこれは、名だたる「点天」の餃子だったからたまらない。
6年前の大阪マラソン前日に、新大阪駅内にあった「点天」の店舗で、餃子ローディングをした記憶が甦る。
まさか青空宴会で、点天の餃子が食べられるなんて、想像もしていなかった。大感激だ。
これは、関西からいらっしゃった、じぇーてぃー (id:jtu)さんが、デパートの催事で買ってきて下さったとのこと。
いやぁ、素晴らしい。最高すぎる。
こんなん、ビールに合うに決まっているやないか。たまらない。
あまりに僕が嬉しそうにしているのをみて、まっく (id:MacRun)さんが「餃子を両手に持ってください。写真を撮りますから」と仰った。
僕は、個人での写真を撮られるのが苦手で、避けることが多かったのだけれど、この日は、餃ビーに浮かれていたせいか、すんなりそれに応えた。
両手に花、ならぬ両手に餃子だw
その後、この青空宴会に、はてブロ以外の皆さんたちも加わり、大いに盛り上がっていると…。
満を持して、チャーリー (id:besmart-chari)さんがいらっしゃった。
北海道のマラソン女王。
イカの仮装で、今年の灼熱サロマウルトラを完走!された、超絶スーパーランナーだ。
今回も、もちろんイカスタイルでの参戦で、その勇姿は、北海道新聞にも掲載されているようだ。素晴らしい。
今回、チャーリーさんは、仮装で最後尾からスタートという条件にもかかわらず、僕よりも早くフィニッシュされていた。流石だ。
そんなチャーリーさんは、なんと、僕用に…ということで、こんなものを渡して下さった。
おぉぉーーー。餃子だ。しかも温かい!
こんなん、ビールが進むに決まってるやないか(再)
チャーリーさんは、レース後で疲れているにも関わらず、僕のようなへっぽこ餃子ランナーにまで気遣いをして下さるのだから、凄すぎる。女神だ。
メンバーが揃ったところで、あらためて…。
乾杯!
僕は、たっぷりの餃子を堪能しながら、皆さんとのラン談義や四方山話で夢心地になった。
青空宴会のラストは、恒例の集合写真。
テレビ塔をバックに、フィニッシャーたちの笑顔が並ぶ。
いやぁ、ほんとに至福すぎる青空「餃子」宴会。
僕にとっては、また、一生忘れられない思い出が加わった。
だからやっぱり、北海道マラソンは最高だ。
*1:レース開催に伴い、公園内が一部閉鎖されている為。