【前回までのあらすじw】
先週の土曜日。僕は、夜明け前から、上野公園でのぐるぐるランを敢行。池から吹き込んでくる風で、身体はすっかり冷え切ってしまい、僕は暖を求めていた。そして辿り着いたのは、御徒町のガード下にある「老酒舗」。僕はここで、海苔雲呑スープを注文し、心から癒やされた。
老酒舗に辿り着き、海苔雲呑スープを飲み干した僕は、心も体も十分に温まった。
さぁ、ここからが本番だ。
やおら、朝食メニューを眺める。
小菜は、なんと、50円から用意されている。
僕は、搾菜(50円)と、干し豆腐細切り和え(100円)を注文した。
いかにも酒のつまみっぽいメニューだが、それもその筈。
この店は、中国の白酒・老酒から日本酒、ウイスキー、ワインに至るまで、朝から飲みまくることができるのだ。
僕はビールが大好きなので、もちろん、ビールを注文することにした。
ビールには、生と瓶があり、瓶ビールを注文すると、「セルフサービス」になっていると言われた。
店内の片隅にある、ビールコーナーから、自分で選ぶシステムだ。
選ぶ…と言っても、並んでいるのはサッポロの赤星だらけで、僅かにキリンが1本あるだけだった。
僕は、普段はキリン党なのだけれど、飲食店で赤星メインというのは珍しい気がしたので、赤星を選択。
搾菜と干豆腐をアテに、赤星麦酒を飲む。
搾菜は、50円と考えれば凄いし、干豆腐がこれまた素晴らしい。一見シンプルなのだけれど、葱も和え混まれていて、凝った味わいがするのだ。
干豆腐を置いてある中華料理店は、それほど多くないため、貴重で美味しい上に100円。僕は大いに感激した。
《スープ》《前菜》で気をよくした僕は、いよいよ《主食》にとりかかることにした。
僕の主食と言えば、もちろん餃子に決まっている。
ということで、メニューの中から、酸菜水餃(発酵白菜・豚肉水餃子)を選択した。
僕は、そもそも、これを食べるために、この店を訪れたのである。
この日、1月25日は春節。
中華圏における元旦であり、店内でも、中国人の店員同士が新年の挨拶を交わしていた。
中国では、春節を餃子で祝うというのが習わしとなっているため、この日に餃子を食べることは、僕にとって必然だったのだ。
まぁ別に、この日じゃなくても、餃子を食べるのは必然なのだけれどw
そんなことをつらつら考えながら待っていると…。
酸菜水餃がやってきた!
茹で上がったばかりのそれは、とても魅惑的に輝いて見えた。
春節の朝に、酸菜水餃・赤星麦酒で餃ビー。いやはや、素晴らしい。最高すぎる。
早速囓ってみると…。
旨いっ!
発酵された白菜が、実にいい仕事をしている。豚肉と見事に調和しており、噛みしめると、口内に旨味があふれ出す。
そしてまた、皮が最高。もちもち感がたまらないのだ。
いやはやこれは、3個じゃとても足りない。
すぐに追加注文w
僕は、わんこ状態でいくらでも食べられそうな気がした。
この日は、別に予定があったので、これで切り上げざるを得なかったけれど、今度は、時間をゆっくりとって再訪したいと思った。
帰り際、あらためて店内を見渡してみると…。
通常メニューとしては、他にも餃子の種類があるようだ。
「素三鮮」というのは、僕の大好きな「エビとニラ玉の水餃子」のことなので、今度は、是非夜にも訪れなければなぁ…と思った。
とにもかくにも、最高の餃子で祝った最高の春節。
今年はいい年になりそうだ。(とブログには書いておこうw)