先週末。
僕は、久しぶりに荒川河川敷に赴いた。
赤羽駅から約1km、新荒川大橋沿いにある入口から、河川敷に入るのが僕の流儀だ。
ここで記念写真を撮るのも、流儀のひとつ。
最近は、すっかり夜明けが遅くなってきたので、まだ、河川敷は真っ暗。
iPhone SEのカメラにはナイトモードがないため、こんな不鮮明な画像になってしまった。
ただ、肉眼だと「あらかわ」の文字が読めないくらいだったので、まぁ、頑張っているんじゃないかと思う。
痛恨だったのは、ヘッドライトを持っていかなかったこと。
「河川敷なら、障害物がないから、多少暗くたって大丈夫」と思ったのだけれど、足下が見えない中を走るのは、やっぱり怖い。
僕は、過去何度も夜明け前の河川敷を走っているから、そんなことは自明だった筈なのに、どうして大丈夫だと思ったのかなぁ。バカすぎる。
特に、土手から河川敷に降りるまでの道程が、狭い上にゴツゴツしていて、とても怖かったのだけれど、なんとか、恐る恐る走り始める。
江北橋下。
河川敷ランにおける、いつもの定番撮影スポットだ。
空は若干白みかけてきたものの、まだ夜は明けておらず、遠くに見えるスカイツリーも、まだライトアップ中だった。
赤羽駅からここまで、約6km。
ここで引き返せば往復12kmのランになる。
北海道マラソン後、謎の腰痛に見舞われた僕は、毎日5km程度の様子見ランしかしていなかったので、それでも十分ロングランと言えた。
ただ、この日は腰の違和感が全くなく、まだ行けそうな気がしたので、僕は、もう少し足を伸ばすことにした。
ここから先は、ぐんぐん空が明るくなっていく。
走り始めてから10km。千住新橋沿いの緑地に到着。
ここまで走ってきた以上、あとは、引き返すしかない。そうすれば、必然的に20kmランができる計算だ。
なんだ、ロングランも楽勝じゃないか。僕は、そんな思いを抱いた。
が…現実はそんなに甘くなかった。
なにしろ、10km以上走るのも久しぶりだったので、後半は青息吐息。
走りながらradikoで聞き流していた「木梨の会」が最高に面白く、それに救われて、なんとか…。
僕は、なんとか荒川大橋まで戻ってくることができた。
くっきり見える「あらかわ」の文字が、夜明けラン完了の証だ。
そのあとは、ゆるゆると赤羽駅までクーリングダウンランを行い…。
20kmでフィニッシュ。
タイムはゆるゆるだけれど、腰痛に苦しんでいた時代は、5kmでも、キロ6分半ぐらいかかっていたので、上出来。
腰の痛みも全く出なかったので、腰痛解消ロングランと言っていい。
何しろ、超久しぶりのロングランだったので、その反動が心配だったけれど、今のところ、問題は生じていない。
これならば、なんとか、2週間後のレースも無事に走り切れそうな気がする。
いやぁ、ホッとした。
ただ、僕の場合、本番直前のアクシデントが定番となっているので、まだ油断はできないけれど…。