今日、遂にサロマ湖100kmウルトラマラソンが還ってきた。
4年ぶりの開催が、ついに実現したのだ。
2020年から始まったコロナ禍は、この大会に大きな翳を落としていた。
昨年は、他のマラソン大会が軒並み復活していたため、3年ぶりの開催が期待されていたが、ボランティアの安全が確保できないということで、中止。
僕は、このとき、今後の存続も危ういのではないかという危惧を抱いた。
しかし、ついに復活だ。
4年ぶりの開催を祝うかのように、絶好の好天に恵まれ、そんな中、凄まじい記録が誕生した。
山口純平選手が、100kmウルトラマラソンの日本記録を樹立したのだ。
速報!
— ELDORESO (@eldoreso) 2023年6月25日
サロマ湖100kmウルトラマラソン
エルドレッソの山口純平、日本記録を大幅に更新して見事優勝しました㊗️
詳細は後ほど!
皆様、応援ありがとうございました!! pic.twitter.com/UNijqTo0Wd
ウルトラマラソンの日本記録は、1998年から2017年に至るまで、砂田貴裕選手が保持していた。(6時間13分33秒/第13回サロマ湖100kmウルトラマラソンで樹立。)
そしてこれは、日本記録=世界記録でもあった。
2018年の第33回大会。
風見尚選手が、6時間9分14秒の快記録で、20年ぶりにその世界記録を塗り替えた。砂田選手の記録を、4分以上塗り替える驚異的なタイムだ。
しばらくは、このタイムが世界記録を続けていくかと思ったが、それは意外な形で更新される。
今年の5月14日。
リトアニア・ヴィルニュスの競技会において、A.ソロキン(リトアニア)が、6時間5分35秒で優勝し、世界記録を上回った。
この大会は、1.644kmの周回コースをぐるぐる周り続けるもので、ロードを走るサロマとはちょっと性格が異なる。(まぁ、これはこれで単調で大変だと思うけれど…。)
とはいえ、世界記録は世界記録だ。
今年の山口純平選手は、その記録にこそ届かなかったものの、4年前のサロマ記録を更新し…。
6時間6分8秒!
の日本新記録でフィニッシュした。素晴らしい。
今年のサロマ地方は、(前回世界記録の)2018年当時より気温が高かったにもかかわらず、だ。
いやぁ、凄すぎ。
もう少し気温が低ければ、世界新記録だったかもしれないのになぁと思うと、ちょっと残念だが、でも、素晴らしい記録だ。