レースが終わってから、ずっと気になっていた。
寒くて冷たい今年のサロマ湖100kmウルトラマラソンで、完走率は、いったいどのぐらいだったのだろうと。
一緒にサロマへ出かけた、僕らのラン仲間の間でも、意見は分かれていた。
過去10年の、サロマ完走率と気温の関係は以下の通り。
大会記録と過去大会データ | 第31回サロマ湖100kmウルトラマラソン兼IAU 100km世界選手権2016 日本代表選考会【公式】
見事なほどに、最高気温と完走率が反比例している。
ただ、このデータには「天候」の表示がない。雨が断続的に降り続いたという過酷な条件も含め、僕らの意見は以下に二分された。
「雨はきつかったけれど、気温は低いから走りやすかった。完走率は高い。」
「寒すぎてリタイアした人も多い筈。去年よりは断然低い。」
雨と寒さに苦しんだ、僕の意見は、後者だった。
ところが…。
100キロと50キロの計6部門に3822人が出場し、3132人が完走。このうち100キロは3337人が出場して完走者は2685人で、完走率は80・5%。
なんと、80.5%もあったのか。
過去最高だった、昨年の81.8%には及ばないものの、80%を超えているとは。いやはや、驚きだった。
僕の記録は、暑かった一昨年の方が、今年より30分近く早かったのだけれど、一昨年の完走率は55.8%。
一般的には、暑いより寒い方が断然良く、やっぱり、「気温の高さと完走率は反比例する」のだなぁ…。と思った。
ただ、よく考えれば、それも尤もな話かもしれない。今回、僕は雨と寒さで苦しんだのだけれど、それは「想定外」だったからの話。
いくら寒いと言ったって、10℃ぐらいはあったと思うので、真冬のレースに比べれば断然楽。
もしも僕が、真冬のレースに出場していたなら、十分な防寒、耐水対策をとってレースに臨んだ筈。
そう考えると、今回は、単に僕が準備不足、認識不足だっただけで、絶好のマラソン日和だったのだ、きっと。
あらためて、反省だなぁ…。