いよいよ、その時が近づいてきた。
サロマ湖100kmウルトラマラソン。まだまだ先だと思っていたら、もう、あと1ヶ月になってしまったのだ。
4年前。初めてサロマに出走した時の記憶は、今でも忘れない。
レース前日編から、10回にもわたって連載したエントリーを読むと、あの時の感動と興奮が甦ってくる。
僕は、今年で5回目の出場。
これまでの4年間は、僥倖にも完走できているので、今年も、100kmを走りきることができれば、サロマンブルーへの折り返し地点に到達する。
だから、今年はとても重要な年になるのだ。
ここまで、順風満帆だったわけではない。今年は、1月に別府大分毎日マラソンに出て以来、レースに出ていない。
ここ数年は、「別大」→「東京」→「かすみがうら」というステップを経て、サロマに出場していた。
しかし、今年は、東京が抽選漏れになってしまった上、かすみがうらも…。
作業で痛めた腰痛が引かず、痛恨の見送り。
だから、2月の別大から4ヶ月以上も空いてしまった。フル以上の距離でスピードを保って走ることができるか、大いに不安だ。
今年は、毎年出場していた山中湖ロードレースにも出場しないので、レースの「実践感覚」の鈍化も心配。
腰痛の影響で、4月は200kmしか走れなかった。今月は、宇都宮まで100km走ったりしているので、何とか距離は稼げているけれど、付け焼き刃的な印象は拭えない。
ただ、もう、心配しても仕方がない。
あと1ヶ月。悔いのないようトレーニングし、体調を整えていくだけ。
200km走って編み出した理論 岩本能史コーチの100kmマラソンは誰でも快走できる
サロマに挑んだ最初の年、何度も読み込んだ本。僕のウルトラのバイブルだ。
この本があったから、僕は、4年前、不安だらけだった初めてのサロマを乗り越えられた。
毎年、サロマの前には読み返しているので、今年もじっくり読んで、本番を悔いなく迎えたい。