餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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1年の締め括りに相応しい感動ランだった奈良マラソン

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我ながら、強行軍だと思った。

昨日のエントリーでも書いたが、8月末の北海道マラソンから始まって、フルマラソン5戦目。
前回のつくばからは中1週だし、間にハーフ(横浜マラソン)も挟んでいる。正直、身体はかなりの疲れを訴えていた。
ここ数戦のマラソン大会で苦しんだ指先の痛みが起きなかった*1のは救いだけれど、その代わり、今日は胃が凭れた感じが最後までつきまとっていた。これまではなかった現象だ。連戦の疲れが内臓にきていたような気がしてならない。
しかし、そんな思いをかかえつつも、感動の方が断然大きい大会だった。そしてその感動は、レース前から始まっていた。

自分の名前やニックネームを入れることができる「オリジナル」ナンバーカード。
奈良マラソンは、非常に個性溢れる企画が満載だったのだけれど、とりわけ、これが嬉しかった。作成料金はオプションで500円かかってしまうが、それに見合う価値は十分あったと思う。レース中、至るところで名前を呼んでもらって、それが本当に励みになったからだ。
ナンバーカード装着具として、安全ピンではなく、特製のオリジナルランナップがついていたというのも嬉しい。こういった企画は、是非、他のマラソン大会でも採用してもらいたいと思う。
奈良マラソンのコースは、実に過酷だった。


コース紹介|奈良マラソン2011

公式ページの高低図をみていただくと、その過酷さがおわかりいただけると思う。
次から次へと続くアップダウン。強烈な登り坂では、時々心が折れそうになった。前回のつくばマラソンが、道中ほぼフラットなコースだっただけに、尚更厳しかった。
しかし、何とか乗り切れたのは、道中での温かい応援のおかげだ。特に、前述のオリジナルナンバーカード効果が大きい。どんなに疲れていても、「ICHIZOさん頑張って!」と、若い女性に叫ばれたら、元気が出るというものだ*2
今回は、スタート前に整列時、サブ4のペースメーカーが目の前にいた。

一瞬、ついていこうかとも思ったけれど、僕は基本的に「前半スローのビルドアップ」型なので、無理はしないと決めた。例によって、最初はゆったり走っていたら、スタート1kmにしてあっという間に見失った。
つくばの時のように、後半に追いついた方が、そこで燃えて元気がでるので、焦りはなかった。しかし、前述の体調不良もあったためか、なかなか追い付けず、ようやくその姿をみつけたのは、41km地点だった。僕は、俄然燃えて一気に交わしたけれど、ちょっとスパートが遅すぎたかもしれない。
結局、タイムは、グロス*3で3時間56分、ネット*4で3時間52分だった。
グロスとネットの差は、スタート時行列によるロスタイムだから、ネットタイムで考えればよいとは思うものの、やっぱり、ゴール板を4時間以内に超えると、喜びは格別だ。だからグロスタイムで達成できたのは嬉しい。
とにかく今日は疲れたけれど、僕にとって、今年最後の大会だったので、何とか4時間を切れてホッとしている。北海道マラソン以降の5大会は、すべてサブ4を達成できたので、安定してサブ4を達成できるようになったのは嬉しい。ただ、記録としては、いわて北上マラソンの3時間48分をトップに同じようなあたりでとどまっており、ちょっと頭打ちのようにも思える。
サブ4ペースなら、後半バテない自信はついてきたので、今後の課題は前半のラップタイムをあげた上でなお、後半粘れる脚を作ることだろう。
それは来年の目標にしようと思っている。
(蛇足)

レース後、奈良マラソンEXPOの会場で見かけた、「ミス奈良」のお姉さんたち。
あちこちからの写真撮影に快く応じていた。昨日は、レース後ほどなくトンボ帰りする必要があったため、殆どEXPOを見る時間はなかったのだけれど、「ミス奈良」に出会えたのはいい記念になった。
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*1:おそらく、インソールを元に戻した成果。RUNNETでいただいたアドバイスのおかげだ。

*2:実際は、若い女性よりもオジサンたちの応援の方が多かったのだけれどw

*3:号砲からゴールまでの時間

*4:スタートラインを通過してからゴールまでの時間


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