これはあくまでコース案だ。
地元の反対も多いという話だし、まだ正式決定ではない。しかし、この通り決まれば、ランナーにとって何と魅力的なコースになることだろう。
西京極総合運動公園をスタートし嵐山の渡月橋から仁和寺、龍安寺、金閣寺、銀閣寺などを通って平安神宮前がゴール。世界遺産の中を駆け巡る史上屈指の観光ランを堪能できる筈だ。
ただ、あまりに名所尽くしのコース設定であるため、実現に至る道のりは遠い。
「参拝客に迷惑がかかる」として、金閣寺が反対しているという報道も出ていた。コース案通りの設定だと、金閣寺前は午前9時から正午まで規制されるということで、参拝できない状態になるのは確かに厳しい。
京都市では、5月末の時点でもマラソンコース検討会を開いているようだから、未だに正式決定までの道程は遠そうに思える。
困難点が多いことは理解しつつも、何とかこのコースでのマラソン大会が実現して欲しい。「世界遺産マラソン」として、全世界に対しても、かなり大きな日本のアピールになるのではないかと思っているからだ。
元気に走る姿を世界にPRすることで、震災や原発の影響により減っている観光客を呼び戻せる可能性もある。何とかうまく調整がつくことを祈るばかりだ。
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