「これは売れる」と確信した。
まさに、auの本気が伝わってくる端末だったからだ。
「未来へ行くなら、アンドロイドを待て。」というキャッチコピーはダテじゃなかった。標準搭載機能は、これまで発表されてきたAndroid端末を、いや、全スマートフォンを大きく凌ぐ。
スペックは以下の通り。
- 通信方式CDMA 1x EV-DO Rev.A (CDMA 1X WIN)
- サイズ約63 (W) ×121 (H) ×12.6 (D) mm (最厚部13.3mm) (暫定値)
- 重量 (電池装着時) 約138g (暫定値)
- 連続通話時間約230分 (暫定値)
- 連続待受時間約200時間 (暫定値) (Wi-Fi機能未使用時)
- 充電時間約150分 (AC時)、約160分 (DC時) (暫定値)
- カラーオレンジ、ホワイト、ブラック
- ディスプレイNewモバイルASV液晶
- 画面サイズ約3.5インチ
- 画面ドット数ダブルVGA (960×640)
- 外部メモリmicroSD™/microSDHC™メモリカード (最大32GBまで)
- カメラ有効画素数約957万画素オートフォーカス付きCCDカメラ
- 無線LAN IEEE802.11b/g
- Bluetooth™ 2.1 + EDR
- 外部インターフェースmicroUSB
連続通話時間や待受時間が、iPhone 4に比べて心許ない*1ものの、「バッテリを簡単に交換できる」「予備バッテリを持てる」というメリットがあるので、その点は大きなマイナスにならないと思う。iPhoneは自力でバッテリ交換が出来ないからだ。*2
液晶もiPhoneと遜色なく、32GBまで可能なmicroSD™/microSDHC™メモリカードを使えるのがメリット。ワンセグで録画した番組を撮りためておいたりできるので、便利だと思う。
しかし、この端末の凄さは、スペック面よりもサービス、機能面にある。
主な対応サービス
- Eメール (〜@ezweb.ne.jp)
- Cメール
- デコレーションメール
- au one ナビウォーク
- au Smart Sports Run&Walk
- LISMO!
- Google™サービス
- au one Market
主な対応機能ほか
- おサイフケータイ
- ワンセグ
- 赤外線通信
- ブログアップツール
- スマートリンク辞書
- 歩数計
- 名刺リーダー
- 情報リーダー
- テキストリーダー
春から予告されていた通り、「おサイフケータイ」を標準搭載した他、auオリジナルの人気コンテンツであるau Smart Sports Run&Walkも乗せてきた。個人的にはこれがかなりのヒット。ワンセグにももちろん対応*3している。
EメールやCメールはもちろんのこと、デコレーションメールにも標準対応。僕は全く必要としないが、欲しいと思っていた人は多い筈だ。この他、「ストラップホール」とか「簡易留守番電話による伝言メモ」など、ガラケーでは当たり前のこと(しかし、iPhoneではできないこと)が普通に実現している。緊急地震速報も標準搭載だ。
これならば「2台持ち」しなくても、ガラケーから乗り換える価値が見出せるような気がする。
もちろん、不満もある。何より大きいのは、Android OSのバージョンが、最新の2.2ではなく、1つ前の2.1であることだ。
SoftBankのHTC Desire(X06HT / X06HTII) が、10月8日からAndroid 2.2にアップデートされるのに、11月下旬以降発売予定のIS03がどうして2.1なのか。ここはもう少し頑張って欲しかった。ただ、2.2への正式対応は発表されているので、少しでも早い対応を願いたい。
また、おサイフケータイ対応と言っても、「モバイルSuica」や「Edy」が、来年以降の対応となっているのは残念なところ。こちらも、早期の対応が望まれるところだと思う。
報道によれば、IS03には、今回発表されていない隠し球機能もある(!)とのことで、それは10/18のau新製品発表会で明らかになるようだ。その時を楽しみに待ちたい。
YouTube - IS series IS03 by SHARP(au):最速動画レビュー
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