餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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なぜメジロジェニファーは走らされたのか

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その時、僕は自分の目を疑った。
メジロジェニファーについては、レース前に「放馬してコースを半周走った」という告知があった筈だ。ならばどう考えても除外だろ。僕は確信していた。それなのに、なぜか、騎手を乗せて並足でスタート地点に向かう馬の映像が流れている。え。嘘だろ。頼む、嘘だと言ってくれ。
しかし、嘘ではなかった。スタート地点でも簡単な馬体検査*1が行われ、結局、そのまま出走と言うことになった。
テレビでは、井崎脩五郎が「放馬して連対した馬もいますからね。リーゼングロスとか」という例をあげていたけれど、もう30年近くも前の話だ。逆に言うと、それほどまで遡らないと適当な例が出てこなかったのではないか。
結局、メジロジェニファーは、15頭中14着。直線では疲れたようにずるずると下がっていったので泣きたくなった。もちろん、力不足ということもあるのだろうけれど、末脚が武器の馬だったのに、ここまで失速するのはどう考えてもおかしい。放馬の疲れがなかったとは言わせない。
JRAも売上不足で必死、オークストライアルだから陣営や馬主も夢を繋ぎたかったのかもしれない。しかし、これはあまりに横暴だ。馬券締切後に、このような決定がなされるのでは、馬券を買っている者としては、ただ泣くしかないではないか。責任者を呼べ、責任者を。
…と、これは結果論で言っているのではない。Twitterではずっとこのように嘆き続けていたのだ。
もちろん、放馬がなく、普通に出走していたとしても、勝負になったという証拠はない。力不足で惨敗した可能性は十分ある。ただ、それならばまだ、納得できる。血統、調教、実績、コース、距離適性、相手関係、パドックの状態。競馬は、あらゆる要素を鑑みながら推理して楽しむゲームだ。もちろん全ての要素を考慮できるわけではないが、その取捨選択権は自分にあるからだ。
しかし、馬券締切後、お金を毟り取ったあとで、胴元によりこういう暴挙が強行されてしまうと、それまでの予想内容は全て無になる。レース中の不可避な事故ならともかく、レース前にこのような暴挙がなされてしまうというのは、どう考えても承伏しがたい。

*1:と言えるのか、あれが?


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