言葉が、出ない。なぜ次々名牝に悲運が訪れてしまうのか。
まだ4歳。桜花賞の鮮やかな差しきり勝ちや牡馬を撫で斬ったNHKマイルCの強さは、今でも鮮明に覚えている。2000メートルの距離では、宿敵エアメサイアに逆転されてしまったが、短距離路線ならば、一流牡馬に交じっても十分に通用する馬だった。
先日までの報道では、順調に牧場で調整されているという話で、秋はスプリンターズSからの始動が予定されていた。来年引退を迎える瀬戸口調教師も、G1獲りに燃えていた筈だ。
だからこそ、放牧先での急死は、あまりにも痛ましい。ベガの死も辛かったが、その血が続いていくだけまだ救いがあった。しかし、ラインクラフトの血を受け継ぐ子供たちは、今後永遠に現れることがないのだ。嗚呼。
http://jra.jp/info/0608/20060819-rheinkraft.html(JRAホームページ)
あぁ、ラインクラフトが…
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