餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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読書考

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ということで、電子書籍を読んでいるのだけれど、使い勝手としては微妙な印象を抱いている。まだ使いこなせていないだけなのかもしれないから、評価の断言は避けるが、少なくとも、W-ZERO3に次々本を入れて読もうという気に、僕は(今のところ)なれないのだ。
そもそも選んだ本がよくないのかもしれない。パピレスで購入した本は2冊。「筒井康隆100円文庫全セット」とかんべむさしの「トロッコ」で、どちらも短編集だ。短編集を選んだ理由は、、気が向いた時に、ぱらぱらと好きな短編を読もうかなぁと思ったからである。収録されているのは、昔読み耽った短編ばかりだから、W-ZERO3で思い出に浸りながら読み返したいと思ったという理由も大きい。
しかし、それが仇になった。ブンコビューアの操作は、「好きな短編からパラパラと」というような流し読みの用途に向いていない*1からである。短編を選んで、タイトル毎に飛んでいくという、一見簡単そうに思える操作ができない。だから何となく順番通りに読み進めていくという形になり、それが僕には、どうにももどかしいのだ。長編ならば、前回中断した部分からすぐに読み始めることができるから、それほど苦にならないのかもしれないけれど。
いざ集中して読み始めた際にも、悩ましいことがある。なんだかどうにも指が疲れるのだ。同じブンコビューアを使っていても、りなざうの場合は、ジョグダイヤル風のシャトルキーが側面についているから、親指の「腹」を使って軽く読み進むことができる。読んでいる際のホールド感も抜群だ。しかし、W-ZERO3の場合は、カーソルキーを押して操作する必要があるために、それなりの力が必要で、指の「腹」よりも爪に近い部分で押す操作が必要になり、これが結構、僕にはしんどいのである。ホールドの状態も、必然的に下から抱え込む形になるから、安定感も良くない。表示のフォントはりなざうよりも圧倒的に綺麗だし、携帯端末で読むよりは断然に使いやすいのだから、機能としては十分であると思う。何よりW-ZERO3で「本も読める」ということは嬉しい。ただ、あくまでそれは付加価値としての喜びであって、何が何でもW-ZERO3で本を読もう、という気にはなれないのだ。まぁ、慣れなのかもしれないけれど…

*1:正確に言うと、これは電子書籍の性格によるもので、ブンコビューアのせいではないと思うのだけれど。


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