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好きな野菜を10上げろと言われたら、レンコンは、まず絶対落ちない。5本の指でも、おそらく入ると思う。それほどまでに好きな野菜、レンコンである。レンコンは、言うまでもなく蓮の根なのだけれど、蓮というと、一時期ネット上に出回った、恐怖のハス画像騒ぎを思い浮かべてしまう*1ので、蓮との関係は無視して、あくまで「レンコン」という食べ物として考えたい。
レンコンはいい。何がいいと言って、あの食感がたまらない。茹でても、揚げても、炒めても、他の野菜のように、崩れたり溶けたりせずに、「オレはレンコンだ!」と言わんばかりに主張するのだ。それが僕は、たまらなく好きなのである。そして、何よりあの穴がいい。あの穴は、葉から茎、そして地下茎であるレンコンまで繋がっていて、それにより、レンコンは空気を取り入れているようだ。流石はレンコンである。土や泥の中に埋まっていても、しっかりと力を蓄えているのである。あの穴を通して得たエネルギーが、あの力強い食感に生かされているのだろうと、僕は勝手に思っている。
あの穴自体に味はないが(当たり前だ)レンコン本体が醸し出す味と、穴の空白感が見事なコントラストをなしていて、決して、穴は無駄になっていない。むしろ、あの穴があるからこそ、レンコンの食感が強調されているとも言えるのだ。
もちろん、穴を穴のまま終わらせず、芥子や、肉を詰めることにより、バリエーションを持って楽しめる。特にカラシレンコンを考えた人はエライ!!レンコンの穴にカラシを詰めるとは!その発想力には脱帽である。
それにしても、カラシや肉を詰める穴を、レンコンが持っていてくれて本当によかった。もしもレンコンがなければ、他の「穴食品」で代替されていたかもしれないのだ。考えただけでも気持ちが悪い、カラシドーナツやトローチの肉詰めが世の中に存在しないのは、レンコンのおかげなのである。*2