餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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Thinkpadの栄光に泥を塗るな

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ついに、発売されてしまった。もしもIBMのまま存続していたら、絶対に発表されなかっただろう異物が。そう、ThinkPad Z60t/Z60mのことである。
http://www-6.ibm.com/jp/pc/thinkpad/tpz60t/tpz60ta.shtml
http://www-6.ibm.com/jp/pc/thinkpad/tpz60m/tpz60ma.shtml
前々から、thinkpad-clubなどで話題になっていたから、その存在は知っていたのだけれど、とりあげる気にもならなかったので、放っておくつもりだった。しかし、その全容を見るにつけ、腹立ちが収まらなくなってきた。だから、ここできっちり書いておこう。
見れば見るほどに不愉快で、僕の愛した、愛してきたThinkpadとはかけ離れた「グロテスクな異物」としか思えない。
これは、見かけのことを言っているのではないのだ。ワイド液晶のマシンは、Thinkpadとしては初めて発表されたものかもしれないが、他社ではかなり前から導入されており、珍しくも何ともないからである。見かけのことを言えば、Thinkpadは過去にいくらでも冒険をしており、過去には、プリンター付きのマシンや、キーボードが広がるマシンなど、他社がマネをできないようなものを沢山作り続けてきた。
しかし、かつては、どんなに戦略的なモデルを作ろうと、Thinkpadとしてのスピリットは失っていなかった。全てにおいて、確固たる核があり、その軸がぶれていなかったから、どんなモデルでも素晴らしく輝いていたのである。
それに引きかえ、今回のこのモデルはいったい何なんだ。ただただ横長の図体がでかいだけで、Thinkpadらしさはかけらも感じられない。それどころか、Thinkpadとしてこれまで守ってきたアイデンティティをいくつも失っているのだ。何より一番不愉快なのは、IBMとして明確に拒否*1していた、Windowsキーやアプリケーションキーが入ってしまったことである。
こんなOS依存のすかたんキーが混入することによって、スペースキー周りが窮屈になり、結果的には入力の快適性が大いに落ちる。僕にとっては、百害あって一利なしのキーなのだ。さらに、最上位機種は「チタニウム・シルバー トップ・カバー」などというわけのわからない天板になってしまい、Thinkpadがこれまで築き上げてきた黒の伝統*2さえも蔑ろにしている。
レノボよ、お願いだ。新機種を出すのは勝手だが、違う名前で出してくれ。「レノボPC」でいいじゃないか。もしもそういう名前でこれが出たなら、安かろう悪かろうでも納得がいく。
しかし、IBMが創造し、育んできたThinkpadの名前を使って、伝統をぶちこわすようなマシンを発売するのはやめてくれ。
頼む。

*1:これは単なる想像ではなく、かつてIBMに招待していただいたThinkpad新機種展示会で、僕が直接質問し、当時のマーケティング責任者だった日本アイ・ビー・エムの中林氏に回答いただいたものである

*2:かつてIBM時代にも、iシリーズなど初心者向けの一部機種でシルバー調のものが導入されたが、上位機種、ビジネスモデルについては黒の伝統を崩さなかった


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