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ワープロを使わなくなって久しい。
おそらく、今後も使うことはないだろう。
ここでいうワープロとは、一太郎やwordなどソフトとしての
ワープロではなく、ハードとして、ワープロ専用機のことを言っているの
だけれど、いつしか、この存在も忘れられて行くのかもしれない。
ただ、ワープロ専用機が残した功績というのは、非常に大きいと思う。
文字を手軽に打って印刷までできてしまうという便利さは、ワープロ専用機
ならでは*1の大きなメリットだったし、それで文字入力への抵抗がなくなった
人も多かったと思うからだ。
ただ、いかんせん、専用機としてのワープロには大きな弱点があった。
バージョンアップしたり、新しいソフトを導入したりするためには、マシンごと
買い換えなければいけない、という点である。
「家電」という括りで考えれば、古くなったら買い換えるのは当たり前なの
だけれど、パソコンはそうではなかった。
器をそのままにして、内部のソフトを次々入れ替えることができる。
とりわけ、「一太郎」と「マイクロソフトオフィス」の存在で、ビジネス需要を一気に
押さえられたのが、ワープロにとっては大きな痛手だったはずだ。
電源を入れてすぐに使えるワープロ専用機は、人によってはとても便利な
マシンだったはずなのだが、パソコン側がどんどん敷居を低くしてきた結果、
その優位性も薄れてきてしまった。
だから、2001年をもってワープロ専用機が生産中止になってしまったのも、
やむを得ない結果なのだろう。
*1:正確に言うと、プリンターが内蔵されているという画期的なノートパソコンもあった。実は僕も持っているのだが、IBMがキャノンと共同開発したThinkPad 550BJ、そしてその後継機のThinkPad 555BJである。ただ、あまり世間に普及はしていない。