ノベルティ団扇の中で輝いていた、古き良きIBM時代の製品群。
僕はこの全てに陶酔していた。
思えば、僕が初めて買ったパソコンは、Aptivaだった。友人たちは、もっぱら富士通のDESKPOWERに走っていたが*1、僕は断然Aptivaの方が格好いいと思った。
【CM】IBM Aptiva 香取慎吾(1998年) - YouTube:
香取慎吾、若い!
音声入力ソフトの「ViaVoice」は、当時としては画期的だった。殆ど使わなかったけれど。
Aptivaは、引っ越しの際に処分してしまって、もう持っていないが、残り2つのブランドは、今でもしっかり保存している。
初代WorkPad、そして、WorkPad c3。
薄くて格好良くなったc3は特に気に入って、専用のケースに入れ、毎日肌身離さず持ち歩いていたことを思い出す。
まだ、スマートフォンなどというものが登場していない時代の話だ。
もちろん、ThinkPadも健在。あの頃は、コレクション用も含めて買いまくったので、今でも家に十数台ある。今回はその中からこれをチョイス。
ThinkPad 560。
兄弟分の535と並んで圧倒的な人気を博した、名機中の名機だ。とっても薄い560と、とってもコンパクトな535。
当時、ThinkPadファンの間では、もっぱら、その「どちらを選ぶか」「どちらが良いか」などの談義が盛りあがっていた。僕は結局両方買ってしまったけれど(^^;
今回、久しぶりに560の電源を入れたら、やはりエラー表示になった。
ただ、error 161はバックアップバッテリー切れ、error 163は日付時刻の設定エラーなので、ちょっと頑張れば、再度稼働させることもできそうな気がする。
応募すると、自分専用のネーム・プレートを作成してもらえるサービス(パーソナライゼーション・サービス)があったのも嬉しかった。
そして、560や535には、そのネーム・プレートを貼る枠が、筐体にしっかり用意されていたのだ。
プレートを貼った瞬間、これこそ「僕の」ThinkPadなのだという思いがこみ上げてきて、たまらなくなったんだよなぁ…。
本当に、あの頃のIBMは最高だった。古き良き、僕の青春の記憶だ。
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*1:付属ソフトが充実していて、コストパフォーマンスが高かった。