- 旅の日
- 性交禁忌の日
- ネポムクの聖ヤン・ヨハネの祝祭日
- 透谷忌
性交禁忌の日。解説によれば
江戸時代、この夜は特に性交禁忌の日とされた。
禁忌を破ると3年以内に死ぬとまで言われていた。
とあるが、凄い記念日があるものだ。
いったい誰がこんな日を考えたのだろう。
凄すぎるぞ、江戸時代。
性交「禁止」の日ではなくて、「禁忌」の日であるから、幕府が
決めたわけではなく、単なる言い伝えのようなものであろう。
ただ、それにしても「禁忌を破ると3年以内に死ぬ」とまで
言われては、なかなか《コト》は進まなかっただろうなぁ、と思う。
こんな記念日が、今も正式に残っていたらどうなるものか
少し考えてみた。
5月16日じたいは変動するわけではないので、当時から
状況は変わっていない筈なのだが、皆に知られていなければ、
意味がない。だから、告知が必要となる。
方法はいろいろあると思うけれど、例えば、細木数子あたりに、
《今日はセックスしちゃダメ。3年以内に死ぬわよ》と
言ってもらったり、するといいのではないか。(←ちっともよくはない)
で、性交禁忌の日が市民権を得たとすると、各地で混乱が
発生しそうだ。
なにより困りそうなのが、ピンク業界である。(今時こんな言い方するか?)
今日は商売あがったりだろうなぁ。一斉休業になるかもしれないと
思う一方、《「ダメだ」と言われると燃える》(?)需要もある筈なので、
しっかりと残りそうな気もする。
性交が禁忌であっても、「欲求」自体は抑えられない人はいくらでも
いる筈だから、エロビデオやエロ本、ダッチワイフなどは売れるだろう。
今日5月16日は「旅の日」でもあるので、欲求を紛らわすために(?)_
旅行が多くなるかもしれない。
男女で旅行に行くと逆効果になるので、女性同士のツアーなどが
多く組まれるのではないか。
などと、考え出したらきりがなく、まだまだ話はふくらみそうなのだが、
僕の頭ではこれが限界である。
筒井康隆なら、このネタ1本で、素晴らしい小説に仕上げてくれると
思うんだけどなぁ。