- 国民の休日(Holiday for a Nation)
- ラムネの日
- 競艇の日
- ファミリーの日
- ノストラダムスの日
国民の休日。
僕の友人は、5月4日は毎年国民の休日なんじゃないかと思っていた
ようだが、実際には、違う。
日曜日や(5月3日の)振替休日にあたる場合は、「国民の休日」では
なくなってしまうのだ。
要は、5月3日〜5月5日を3連休にしたいための《超法規的措置》とでも
いうのだろうか。
1986年からスタートしたということだから、僕が子供の頃には、
まだ、平日の5月4日もあったということになる。(覚えてないが)
休日が増えるのは喜ばしいことなので、もちろん、この制度については
賛成である。
ただ、「国民の休日」というネーミングは如何なものだろうか。
確かに「祝日」の正確な名称は「国民の祝日」だから、それに倣った
ものであるかと思うが、「今日は国民の祝日だよね〜」なんて会話が
日常的に行われているとは思えない以上、「国民の」とつける必要が
あったのかどうかは疑問である。
まるで、国家から《国民よ、休みなさい》と言われているかのよう
ではないか。そう言われても休めない人はどうする。(←考えすぎ)
どうせ、祝日と祝日の間にある平日なんて、この5月4日しかないの
だから、そんな大仰な名前をつけずに、「GW特別休日」とかに
した方がよかったのではないかと思うのだが、他のケースもあり得る
ということがわかった。
ハッピーマンデー制度第2弾により、敬老の日が移動祝日化した。移動範囲は9/15〜21日。そして従来から移動祝日であった秋分の日(当面は9/22〜23日)がある。そしてこの2つがうまく組み合わさると・・・あら不思議、時々もう1日国民の休日が生まれてしまう。最近の例では2009年。
【こよみのページ 祝祭日一覧 より】
なるほど。
そこまでは考えつかなかった。
「国民の休日」制度が生まれた時は、「ハッピーマンデー」制度などは
影も形もなかったから、これは、予期しない副次的な休日の誕生だろう。
そう考えると、「国民の休日」というシステムを考えた人に感謝したくなる。
滅多に出現しないのが玉に瑕だが。
それにしても、最近の祝日界は奥が深い。
「みどりの日」の移動もそうだが、こういった形で祝日や制度が次々変動
していくと、暦業界もチェックが大変だろうな、と思う。