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ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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ジャンル分け不能!卓抜すぎる「シェイプ・オブ・ウォーター」のオリジナリティに心酔

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この感動を、いったいどうやって伝えればいいだろう。

僕の拙い語彙では、この物語が持つ、あまりにも多彩な魅力を伝えきれない。

それぐらい、僕はこの映画…「シェイプ・オブ・ウォーター」に痺れてしまった。

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今年度オスカー作品賞/監督賞の堂々二冠。

僕は、過去さまざまな作品賞、監督賞の受賞作を見てきたが、その中でもナンバーワンなのではないかと思うぐらい、この作品の魅力は、図抜けている。

作曲賞、美術賞を含めれば四冠も納得、いや、当然すぎる作品だ。

僕は、この映画を見ることができた幸せを、心から噛みしめている。

だからとにかく「見て欲しい」としか言えないのだけれど、ネタバレにならないよう、僕の感想を蛇足に付け加えておきたい。

僕は、今でこそ、感動の余韻に浸りまくっているけれど、いざ映画を見に行くまでは、大きく誤解していた。

それは、この宣伝ポスターに起因している。

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何とも神秘的、幻想的なデザイン。

そして、「切なくも愛おしい愛の物語。」というキャッチコピー。

だから僕は、いざ、この映画を見る前、ちょっと甘ったるいファンタジー的な内容を想定していたのである。

しかし、僕のその想定は、根本的に間違っていた。

映画を見終わったあと、宣伝ポスターを見直すと、その画像もキャッチコピーも大いに納得で、心に染みる。

だから、この宣伝ポスター戦略は、間違っていないと思うのだけれど、画像やコピーのイメージから想起されるような、甘ったるい愛「だけ」の物語じゃない。

この映画は、日本でR-15に指定されているが、映倫の審査結果として、以下のように記されている。

孤独な女性エリサは政府の研究施設で清掃員として働いている。しかし実験の秘密を知ったことで、彼女の人生は一変する。ファンタジー、ロマンス。刺激の強い性愛描写がみられ、標記区分に指定します。

映画倫理機構(映倫) | 審査作品

ちなみに、本国アメリカでは、もっと敷居が高くなってR-18指定。

日本では、その部分の性愛描写に《ぼかし》を入れることによって、R-15でおさまったようだ。

映倫の審査結果は、この映画が、単なる甘ったるい愛の物語ではないことを示している。

「18歳以上ならば当然経験する」筈の性愛描写が、リアルに描かれているからだ。

映倫の審査結果には、ファンタジー、ロマンスと書かれているけれど、僕はそれに大いに疑問を感じた。

確かに、ファンタジー、ロマンスという側面は大きいが、この映画は、そんなジャンルに括って欲しくないからだ。

とびきり上質のサスペンスであり、ミステリーでもあり、SFだとも言える。

僕は、劇中、何度そのそのスリリングな展開にハラハラしたことか。

いや、ハラハラだけじゃない。

何度も胸が熱くなったし、切なくもなった。笑ったり、泣きそうになったりもした。

それぐらい、この映画の魅力は多種多彩で、ひとつのジャンルに括れない。

登場人物たちの、感情の機微の描き方も見事。

物語の主軸は、声を失った孤独なヒロインと、半魚人である《彼》であることは間違いない。

しかし、そんなヒロインを全力でサポートする友人2人、実に憎らしい悪役、影の(?)協力者など、脇役たちの存在感も見逃せない。

とにかく、本当に素晴らしい作品なので、先入観にとらわれず(僕だけかも?)ただ、「見て欲しい」としか言えない。

僕の映画人生*1において、間違いなく、ずっと心に残る大切な1本だ。

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パンフレットも、もちろん購入。

撮影の裏話なども満載で、実に読み応えがあった。

パンフレットの表紙は、「写真」ではなく、「絵」になっているが、映画を見終わった人であれば、「絵」であることが重要なんだと納得してくれると思う。

超オススメ。

 

シェイプ・オブ・ウォーター (竹書房文庫)

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シェイプ・オブ・ウォーター(オリジナル・サウンドトラック)

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*1:と、言えるほど、数多くの作品を見てきているわけではないけれど、映画好きとしては、やっぱりそう言いたかった。


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