ランナーとして、叶えたい夢がいくつかある。
フルマラソンを3時間20分で走れた直後は、頑張ればいつかサブ3も…という夢も抱いた。
しかし、それは、一瞬の幻。その後は記録が全く伸ばせず、叶わぬ夢になってしまった。
最近は、サブ3どころか、サブ3.5も切れなくなってきている有様。実に情けない。
もう僕は歳だし、これからはファンランに徹しようかとさえ思い始めている。
今、僕がランナーとして最大の夢を抱いているのは、ワールドマラソンメジャーズ、6大会の完走だ。
ボストン、ニューヨーク、シカゴ、ロンドン、ベルリン、そして東京。
この6大マラソンを全て完走し、「Six Star Finisher」になること。
それが、僕の最大の夢だ。
僕はこれまで、東京(2012~2015)と、ニューヨークシティマラソン(2011)を完走している。
そして今年、その記録にシカゴが加わったことで、3つめの制覇になった。
東京とニューヨークだけだと現実感がなかったのだけれど、シカゴを完走でき、メダルが3つになったことで、制覇の夢が大きく膨らんできた。
シカゴマラソンのEXPOでも、このワールドマラソンメジャーズは、大きく紹介されていて…。
そこでは、記念写真を撮ることができた。
こんな感じ。
今回シカゴを完走できたことで、折り返し点…とは書いたけれど、実は、この先のハードルがかなり高い。
まずは、時期の問題。
ベルリン(9月)はともかくとして、ボストンとロンドンの開催月は、ともに4月。
僕の場合、新年度の開始月で休暇がとりにくいし、両レースは近接しているので、同年の出走はまず無理。
そして、予算的な問題もある。有資格のハードルはかなり高く、僕の実力では出場が困難。
別途ツアー枠で出る場合、べらぼうな料金が必要。特にロンドンは、50万超!必要になるという噂なので、目眩がする。
しかし…逆に言えば、休暇取得と予算だけの問題とも言えるわけで、決して叶わぬ夢ではないのだ。
コーナーには、Six Star Finisherの名前が、一覧で掲載されていた。
世界中のランナーが、出身国名とともに掲載されていて、その中には、「JAPAN」もある。日本でこのワールドマラソンメジャーズを制したのは、現在のところ、まだ、たった50人程度。
しかし、2014年の段階では、なんと8人しかいなかったようなので、そう考えると、急速に増えている。
僕のラン仲間にも、今年、このワールドマラソンメジャーズを制覇した強者がいて、ちゃんと、このリスト内にあった。素晴らしい。
今回、シカゴマラソンで一緒のツアーになったランナーは、皆、僕と同じ夢を抱いていた。
今回のシカゴマラソン後には、僕と同じく折り返し点を迎えた人が多かったが、4大会制覇の人、そして、リーチがかかった人もいた。
今回のシカゴマラソンは、レースそのものも素晴らしかったけれど、同じ夢を持ったランナーたちと、いろいろな話をすることができたのが最高だった。
まだまだ時間はかかるかもしれないけれど、いつかは僕もこの夢を叶えて、また、みんなで集まって話したいと思う。