とっても暑い季節は、公園ランに限るシリーズ、2日目。
戸山公園Wコースラン(大久保地区・箱根山地区)の翌日に、僕が繰り出した公園は、ここだった。
代々木公園。
都内では有数の大きな公園だけれど、実を言うと、僕が、この公園を「ひとりで」走るのは初めてのことだった。
これまでも、走ろうと思って家を出たことは何度かあるのだけれど、結局、皇居などに流れてしまっていたのだ。
ただ、これだけ暑くなってくると話は別。
最近は、新しい公園コースも開拓したいと思っていたので、戸山公園に続く公園ランは、代々木公園に決定。
日が高くなる前に辿り着こう…と、夜明け前から走り出し、この公園を目指した。
この公園を「ひとりで」走るのは初めてだったが、僕にとっては、思い出深い場所でもあった。
1年半前。
500m×42本!という、恐るべき「みんなでどんだけ~インターバル」イベントの会場だったからだ。
僕は、スピード練習が苦手で嫌いなので、実に厳しいイベントだったけれど、でも、みんなと一緒なので、何とか頑張れたことを思い出す。
僕は、イベントのスタート場所となる中央広場に佇んで、懐かしさに浸った。
あの時、池や回廊で勢いよく吹き出していた噴水は…。
まだ稼働していなかった。
代々木公園と言えば噴水、というイメージがあったので、ちょっと寂しい気持ちになる。
ただ、僕がここに着いたのは、まだ午前5時台だったので、仕方ないと言えば仕方ないかなぁ…とも思った。
僕は、そんな思いを抱きながら、インターバルイベントのスタートラインから走り出してみた。
中央広場のまわりをぐるっと1周する約1kmのコース設定。
インターバルイベントでは、その真ん中あたりで、いったん休むことになっていた。途中の距離表示などはないけれど、わかりやすいコースだ。
何周かしているうちに、ぐんぐんと日が昇ってきて、暑くなってきた。
けれど、コース内の殆どは、木々が日差しを遮ってくれるから、そのぶん快適に走れた。
やっぱり、夏のランは、公園に限る。
ただ、何周か真剣に走ったら、ちょっと疲れてしまったので、コース内の情景を楽しみながら、ゆったりのんびりジョグに切り替え。
インターバルイベントと違って、気楽に走れるのが嬉しいw
中央広場。
とっても広くて、気持ちよさそうな緑地だけれど、誰もいなかった。
それはそうだろう。炎天下の中、こんなところにいられる筈はない。
ただ、涼しくなってきたら、とても気持ちがいい場所に違いないので、秋になったら、ここでゆったり昼寝でもしたいなぁと思った。
ドッグラン。
僕は犬が大好きなので、しばし、犬たちの姿に見惚れていた。
大型犬ゾーン。
小型犬、中型犬ゾーン。
大きい犬も、小さい犬も、どっちも可愛いなぁと思いながら、走るのを忘れて、写真を撮りまくったw
太極拳をしている人たち。
僕がよく行く光が丘公園でも見かける情景だ。なんだか心が落ち着きそうなので、僕もいつか、チャレンジしてみたいと思う。
ひととおりの情景を眺め終えると、僕は、「どんだけインターバル」のコースを離脱。
園内各所を回ってみることにした。
不整地ゾーン。
結構凸凹しているところもあったので、僕はウォーキングで進んだが、ガチで走っているランナーも見かけた。
軽いトレイルランの練習だろうか。
バードサンクチュアリ。
ただ、この日は全く鳥を見かけなかった。ここも、涼しくなってきてから楽しむ場所なのかもしれない。
さまざまなオブジェたち。
他にも各所にあったようなのだったけれど、この辺りで、僕は、この公園を出ることにした。
夜明け前から走り、そして、歩き続けていたため、お腹が空いてきたからだ。
原宿門から退出。
ここも、僕にとっては非常に思い出深い場所になっている。
そう、この場所は、僕が毎年とても楽しみにしている、東京ウルトラマラソンの、定番エイドになっているのである。
今年は、チェックポイントとして設定されており、門の近くで、スマホアプリでのチェックを行った。だから尚更、感慨深い。
そんな思いを抱きながら写真を撮っていたら、本格的にお腹が空いてきた。
この日、ラン後に行く店は既に決めていて、一刻も早く、その店で、「あれ」を食べたいと思った。
そう思ったら、やおら元気が回復。僕は思わず走り出していた。
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