昨日の朝。
いつものようにブログのエントリーを書き終えた後、Twitterアカウントとfacebookアカウントで、それをシェアをしようと思った。
Twitterアカウントの方は何の問題もなかったが、facebookにアクセスしても、なかなか繋がらない状態になった。
僕は、自分のPCや、インターネットアクセスが不調になってしまったのかと、一瞬焦った。
しかし、facebook以外の接続は問題がなかったので、facebook側に問題があるのだろうと、得心。
そして、このメッセージが表示されたことで、それを確信した。
僕は、ごく一時的な問題だろうと思っていたが、いつまで経っても、この表示になってしまうため、アクセスはいったんとりやめ、出社することにした。
通勤途中の電車内で、「facebook 繋がらない」で検索してみると、その原因があっけなく判明。
どうやら、日本時間で、昨日の深夜1時ぐらいから、facebookに障害が生じていたようだ。
僕が通勤中の午前7時台は、回復傾向にあったようで、iPhoneでfacebookアプリを開くことができ、反応は遅いものの、つぶやくことも可能になっていた。
障害は、Facebookの他、同社が運営するInstagramでも発生していたようで、ニュースによると、過去最大規模の障害とのことだった。
いやぁ、こんなこともあるんだなぁ…と思いつつ、僕は、日常の仕事に忙殺され、いったんそれを忘れた。
退勤。
帰宅途中の電車内で、すっかり正常に戻ったFacebookのフィードなどをチェックし、「そういえば、障害の原因は何だったのだろう」とニュースサイトをチェックしてみると…。
facebook社での設定変更にあったことがわかった。
同社の説明は以下の通り。
ネットワークの通信を調整するバックボーンルーターの設定変更により、通信が中断する問題が発生した。 この通信の中断が、データセンターの通信にも連鎖的な影響を及ぼし、サービスを停止させた。
ルーターの設定変更を行っただけで、全世界40億人にも及ぶ*1ユーザーに影響が生じてしまうのか。
facebook社のバックアップ体制が不十分だったということもあるのだろうが、インターネットというのは、危うい世界の上に成り立っているのだなぁ…と思った。
帰宅途中のニュースで、モバイルSuicaやモバイルPASMOにも、問題が生じていたことを知った。
iPhoneなどで「モバイルSuica」や「モバイルPASMO」を使う際、クレジットカードを使っての端末に電子マネーのチャージや、定期券やグリーン券の購入がしづらい状態が続いたようだ。
その発生原因は、「iPhone用のOS『iOS』のネットワーク障害が原因とみられる」とのこと。
幸い、夕刻のラッシュ前には解決したようだけれど、いやぁ、重なる時は重なるものだなぁ…。
僕らは、日々便利にネットワークサービスを使っているのだけれど、そのバックボーンは、案外、まだ頼りないものなのかもしれない。
いざ障害が起きたとき、焦ってパニックにならないよう、心してつきあっていこうと思う。
*1:Facebook27.4億人、Instagram10億人 ※2021年1月現在。