待ちに待っていたバトル映画。
もともとは、5月14日封切り予定だったのだけれど、新型コロナウイルスの影響で延期となり、ようやく、7月2日から上映が開始された。
「ゴジラvsコング」だ。
2年前に上映された「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の続編である。
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は、立川まで遠征して、シネマシティの極上爆音上映で見たことを思い出す。
ストーリーはツッコミどころだらけだったが、音響の迫力と、怪獣シーンの凄まじさに圧倒された。
そんな映画の続編だから、当然、最高の鑑賞環境で楽しもうと思った。
ということで…。
池袋「グランドシネマサンシャイン」が誇る、IMAX®レーザー / GTテクノロジースクリーンでの鑑賞を決めた。
3D上映回を選んだので、その鑑賞料金は、なんと、3,000円。
しかし、それだけの価値はあると思った。
僕と同じことを考えている人が多いのか、雨の日曜日、朝一番の上映だったにもかかわらず、大盛況。
座席は、いつの間にか、1席おきの販売ではなくなっており、僕は、「やっと普通に映画が見られるようになったんだなぁ」と嬉しくなった。
久しぶりに、3Dメガネを装着しての鑑賞。
僕は眼鏡をかけているので、二重の眼鏡状態となる。
劇場によっては、眼鏡の上からかけると窮屈な3Dメガネもあるが、これはゆったりした作りになっているため、全く問題なかった。
ということで、大いに期待して鑑賞開始。
そのストーリーは、前作同様、ツッコミどころ満載…というか、ツッコミどころしかないという内容だった。
雑だ、あまりに雑すぎる。
登場人物たちは、皆、好き勝手な行動を繰り広げ、合理的な説明が殆どないし、対応も行き当たりばったり。
僕は、心の中で「おぃおぃ!」「あり得ないだろ」「そんなバカな」「どうしてそんな簡単に○○できるんだよ」と叫びまくっていた。
映画の後半は、なぜか主戦場が香港になるのだが、香港にとっては、とんだとばっちりだなぁとも思ったw
このシリーズ恒例の日本人枠(?)には、前作まで登場していた渡辺謙の息子役という設定で、小栗旬が登場。
小栗旬は、《ハリウッド映画初出演》ということだが、その役柄は、なんともまぁ…という感じで、別に小栗旬じゃなくても良くないか?と感じた。
ということで…。
僕は、心の中にツッコミと違和感を抱えていたが、それを吹っ切ってくれたのが、バトルシーンの素晴らしさだった。
IMAXの音響は流石に素晴らしく、3Dの迫力もあいまって、まさに壮絶。
タイトルが「ゴジラvsコング」で、《最強はどっちだ!?》というキャッチコピーなので、当然、最強怪獣がどちらになるのか、大いに期待しながら見ていた。
物語の展開を考えると、どう考えても、最終的には、○○○が勝つようになっているんだろうなぁ、でも、まさか○○○が負けるのか?
と思っていたが、「えっ?えっ??こんなのあり?!」という展開になったので、僕は、ちょっと驚いてしまった。
ただ、まぁ、それもご愛敬。
最後の最後まで、ツッコミどころ満載だったが、いちいち突っ込んだりせず、無心で見れば最高に楽しい、113分のエンターテイメント映画だ。
鑑賞後、ストーリーの内幕を知りたくなって、久しぶりにパンフレットを買った。
パンフレットは2種類あったが、僕は、1,100円で販売されていた 特別版を購入。
特別版は、両面印刷特製アート・スクロール・カバー付きで、表紙は、キャラクターのエンボス加工、内側にも迫力のコンセプト・アートの印刷がされている。
そのカバーを外すと…。
その中には、通常版+12ページのコンセプトアートを含んだパンフレットが入っていた。
パンフレットには、さまざまな裏話の他、写真も満載。
それを見ていたら、バトルシーンの素晴らしさが脳裏に甦ってきた。
いやぁ、面白かったなぁ。