ランナーにとって、Garminは、欠かせない相棒だ。
僕がGarminとのつきあいを始めたのは、約10年前。
Garmin 410*1をゲットしたのが始まりだった。
この時僕は、ランニングを始めて数ヶ月だったけれど、Garminに出会ってから、僕の人生は変わったと言っていい。
それまでは、《なんちゃってランナー》だった自分が、《ガチのランナー》になった*2のだ。
もしもGarminに出会わなかったら、僕は、ここまでランニングにのめりこまなかったかもしれない。
それぐらい惚れ込んだGarminには、忘れられない思い出が多々ある。
とりわけ、2台のGarmin 410をリレーで繋いで完走した、2012年の「サロマ湖100Kmウルトラマラソン」は、僕にとって一生忘れられない記憶だ。
その後僕は、220Jのショートリリーフを挟んで、920XTJに辿り着く。
GarminのForeAthleteシリーズは、3桁型番の数字が大きいほどレベルが高くなるので、900番台はフラッグシップ。
僕が購入した時点で、920XTJは、最高峰のGarmin ForeAthleteだった。
しかし、月日は流れる。
流石に5年半も使い続けていると、さまざまな不具合や不満足が出てくるようになった。
それはそうだろう。
900番台のシリーズは、935→945と進化を続けており、920は、もう二世代も前の型番になっていたからだ。
僕は、「いつかは945に乗り換えなければ…」という夢を抱いており、今年あたり乗り換えようかなぁ…とも思っていた。
しかし…。
Garmin ForeAthlete 745が発表されて以降、僕は、心変わりする。
買うっきゃない!と思ったのだ。
このエントリーでも書いたけれど、基本的な機能については、945と比較しても見劣りがない。
バッテリ容量は、945の方が遙かに大きいけれど、745でも、GPSモードで16時間はもつため、ウルトラマラソンまでは対応可能。
ならば、僕的にはそれで必要十分だった。
945よりも一回りコンパクトで軽いのも魅力だし、僕が選んだブラックモデルは、黒一色で渋くて素敵だ。
ということで、ゲットして以来、僕は最高に気に入って使っている。
その素晴らしさについては、このエントリーで詳しく書いた。
まさに、僕のランニングライフを変えてくれたといっていい。
僕は、今年に入って、一応毎日走り続けていたものの、ダラダラとしたランを繰り返していた。
当面、レースに出走する予定もないし、健康維持目的だから、それでいいと思っていたのだ。
しかし、745に変更して以来、それが大きく変わった。
心拍数や睡眠ログなどの数値と連動して、僕にさまざまなアドバイスをしてくれるから、頑張らずにはいられない。
Garmin単体で、VO2 Max(最大酸素摂取量)も測定してくれるので、トレーニングするに張り合いも出てくる。実に魅力的なランニングウォッチだ。
ただ、これだけならば、もちろん、945でも同様のことが可能だし、下位モデルの245でもそれなりの測定は可能。
945ならば、745よりも深いデータを取ることができるだろう。
しかし、745は、他のForeAthleteが有していない、大きなポイントがある。
Suicaが搭載できることだ。
いやはやこれが本当に便利で、745をゲットして良かったなぁと心から思っている。
Apple Watchを利用している人にとっては「何を今更」ということかもしれない。
しかし、Garmin使いのランナーにとっては、GarminでSuicaを利用できる方が断然便利。
また、Apple Watchは、iPhoneユーザーしか使えないが、GarminならばAndroidアプリとも連動するし、バッテリの持ちが桁違い。
だから、ことロングランにおいては、Suica搭載の利便性が凄まじく高まる。
先日の《バーチャル》ニューヨークシティマラソンでも、僕は、このSuica搭載Garmin ForeAthlete 745に、大いに助けられた。
街角のコンビニや自販機などで、サイフはおろか、スマホさえも不要になるメリットは計り知れない。
片腕をちょっとかざすだけで、買い物ができるのは、超絶便利。
ランナーは、基本的に身軽であればあるほど走りやすいので、Garminがサイフの役割を引き受けてくれるというのは、実に大きなメリットだ。
もちろん、電車にだって乗ることができるから、どこでリタイアしても安心w
いやぁ、本当に買って良かった。