Googleから、心ざわつくガジェットが発表された。
その名は「Google Fitbit Air」。
日常のフィットネスや心拍数、睡眠ログなどを記録するアクティビティトラッカーの新モデルとなるが、これまでのChargeシリーズやInspireシリーズとは大きく異なる。

液晶ディスプレイがない!のだ。
一見するとただのバンドなので、これがガジェット?と思われるかもしれない。
しかしこれは、Fitbitならではの高性能センサーを搭載したガジェットなのである。
ただ、液晶がないアクティビティトラッカーは、以前から存在していた。
そもそも僕が最初にアクティビティトラッカーを使い始めた頃に惚れ込んだのは、そんなガジェットだったのだ。
あぁ、懐かしのJawbone UP。
ブレスレットのような形状をしており、腕にくるっと巻くだけで歩数や睡眠を測定してくれるのがほんと斬新で、大好きだったんだよなぁ…。
取得されたデータは、iPhoneアプリをいちいち確認しないといけないし、設定もすべてアプリ上でしかできない。
でも、それらの面倒を補ってあまりある魅力が、このJawbone UPにはあった。
とにかく軽くて手軽だし、トラッカーを見る機会がないため、つけていることを忘れる。
そのシンプルさ、自然さ、さり気なさが僕は大好きだったのだ。
時は流れて。
Jawbone UPは市場から姿を消し、もう10年が経つ。
アクティビティトラッカーには、カラー液晶のつくことが当たり前になった。
測定項目も格段に細かくなり、スマホの通知なども受け取れる他、Suica搭載可能なものまで出てきた。
こうなるともう、機能を絞ったスマートウォッチとも言えるわけで、時代の流れを感じずにはいられない。
そんな時代の流れではあるものの、近年また、液晶レスでバンドタイプのアクティビティトラッカーが出てきている。
その火付け役となったのはWHOOP。
高機能な測定ができることで、大きな支持を集めた。
その後POLARも追随し、人気を博している。
そしてついに、Googleがこの新市場に乗り出してきたというわけだ。
僕は今、Fitbit Charge 5を使っていて、その軽量ぶりに満足している。
バンドを含めても29gしかないので、睡眠時でも全く負担にならない。
だからまだしばらくはそれで十分と言えるのだけれど、Fitbit Airはなんとたった12gなのだから驚くばかり。
WHOOPやPOLARと比べても、Google Fitbit Airは圧倒的に軽量なのである。
僕は大いに惹かれたが、ChargeからAirへの乗り換えには二の足を踏む。
本体での操作はできない。Suicaはつかないし、通知も確認できない。
Chargeに比べて「ないない尽くし」だからだ。
ただよく考えると、Suicaや通知などは、常時装着しているGarminで代替可能。
アクティビティトラッカーの《原点》であるJawbone UP時代に戻ったと考えればいいだけだし、視覚ノイズのないシンプルさで、さりげなく腕に馴染みそうな気もする。
液晶ディスプレイレスで16,800円という価格は、高いような気もするけれど、このシンプルさには、ちょっと心が惹かれてしまうのだ。
うーん。


