伝説のバンド《クイーン》のボーカル、《フレディ・マーキュリー》を描いた伝記映画。
「ボヘミアン・ラプソディ」をひとことで紹介するなら、そういう映画になる。
この秋の超話題作となっているが、僕は完全スルーの予定だった。
僕は、歳が歳なので、クイーン世代の筈なのだけれど、若い頃は洋楽やロックに全く興味がなく、その音楽やエピソードについて無知だったからだ。
恥ずかしながら告白すると、ボーカルの名前が「フレディ・マーキュリー」だったということも、今回、初めて知ったほど(汗)
しかし。
公開早々、facebookのフィードに、この映画の感想が流れまくって、心が揺れる。僕の友人たちが、早々に見に行って、皆、激賞しているのだ。
そして、超映画通*1の友人が、「2018年ナンバーワン映画かも」とまで書いていたため、僕の心は決まった。
ということで、昨日。いつものTOHOシネマズ新宿に赴いて鑑賞。
正直に書くと、最初の30分ぐらいは、戸惑いの方が大きかった。
やっぱりこれは「クイーン好き」「フレディ・マーキュリーファン」のための音楽映画だと思えたからだ。
演奏される音楽も、僕の知らないものばかりだったので、尚更。
しかし、映画の随所に挿入されていた、なんとなく違和感のあるシーンが、「大きな意味」を持っていたことがわかってから、印象はガラリと変わる。
…いやはや、なんというテーマの映画なんだ、これは。
それは、とっても深く、そして重たい。あまりに重すぎるテーマだった。
映画中盤からは、僕も耳馴染みのある、超メジャーな楽曲が出てきたので、尚更驚いた。
あんな状況の中で、彼は、この曲を歌っていたのか。
前述の友人が、僕にこの映画を勧め「音楽の映画だけど、人生の映画」と言った理由がわかった。
僕が今ここで書いていることは、クイーンファン、フレディファンにとっては、「何を今更」というようなことかもしれない。
生粋のファンにとっては、この映画は、一生忘れられないほどの作品になるのだろうと思う。
ただ、この映画は、ファンだけのために作られたものではない。
「フレディ・マーキュリー」という名前さえ知らなかった僕が、最後は震えてしまうほど、壮絶で最高の人生映画だ。
今回僕は、TOHOシネマズ新宿最大スクリーン「TCX」の「DOLBY ATMOS」でこれを鑑賞した。
音楽を堪能するには申し分のない環境で、だから僕は、クライマックスのサウンドに痺れまくった。
この映画は、絶対に「劇場でこそ」見るべき映画で、かつ、折角見るのであれば、《スクリーンが大きくて》《音がいい》場所で見たほうがいい。
そういった舞台が用意されているうちに、僕も、もう1度見に行こうと思っている。
超オススメだ。
今回の鑑賞後…サウンドトラックを買おうかどうか迷って、結局買わなかったのだけれど、なんと、amazon music unlimitedのラインナップに入っていた!
Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)
いやはや素晴らしい。
ということで、僕は、アレクサとともに、昨日の余韻に浸っている。
最高だ。
*1:「カメラを止めるな!」も、まだそれほど話題になっていないうちからチェックし、大激賞していた。僕もそれを信じて鑑賞。もちろん最高の映画だった。