今更ながら、デジタル庁の「ワクチン接種証明書アプリ」を、iPhone SEにインストールしてみた。
導入や読み取りの手順については、デジタル庁のサイトで紹介されている他、さまざまなWebサイトで紹介されているから、今更僕が紹介するまでもあるまい。
そもそも、手順と言えるほど、たいした手順はないのだ。
ワクチン接種証明書アプリをインストールした後は、スマホとマイナンバーカード(海外用が必要な場合は、パスポートも)を用意して、そのアプリに読み込ませるだけ。
マイナンバーカード登録時に設定した4桁の暗証番号は必要になるが、それだけで、あっという間に読み取りが完了する。
…筈だった。
このアプリは非常に出来が良くて、Webでの評判でも、ラン仲間での話でも、「あっけないくらい簡単だよ。」という評判だったので、僕は、何も不安を抱かず、作業を進めた。
実際、マイナンバーカードの読み取りまでは、まさにあっと言う間だった。
暗証番号を入力し、カードの上にスマホを置くだけ。
各種給付金の手続きの際にも感じたことだけれど、こういった経験をすると、マイナンバーカードの優秀さを実感する。
その取り扱いには十分注意をする必要があるけれど、やっぱり便利だ。
ということで、国内版の証明書取得手続きは簡単に終了したのだけれど、僕の場合は、その後、大きな障害が待っていた。
パスポートの読み取りだ。
有効期限内のパスポートを準備し、当該のページを開いて、僕は《読み取り開始》ボタンを押した。
このような表示が出たので、「OK」をクリック。
あとは、オレンジの枠内にパスポートを収めれば、自動的に読み取ってくれる。
…ということだったのだけれど、いつまで経っても、僕のiPhone SEは、この画面のまま変わらなかった。
《最大10秒ほど停止してください》と書かれていたが、20秒近く待ってみたのだけれど、やはりダメ。
このQ&Aに従って、
・ページ下部の文字列まで隠れないように写す。
・パスポートを地面と垂直にすると光が反射しにくい。
というのも試してみたが、やっぱり読み取れない。
僕は、読み取り不能理由が全くわからなかった。
ふと思いついて、Mi11 Lite 5GにAndroid版 「ワクチン接種証明書アプリ」を導入し、同様手順をとってみたところ、一瞬でパスポートの読み取りが完了した。
それなのに、なぜ僕のiPhone SEでは、パスポートを読み取ることができないのだろう。
僕は、大いに悩んで、いろいろ試行錯誤してみた。
- デスクライトを当て、光量を徹底的に調整
- オレンジ枠ぴったりになるよう、撮影位置を徹底的に調整
- アプリの再起動、再読み込み(国内版から再登録)
- 同時使用アプリのオフ
しかし、やっぱりダメだった。
Mi11 Lite 5Gのアプリで証明書が取得できたなら、それでいいじゃないかと思われるかもしれないが、僕のメイン端末はiPhoneなので、やっぱりiPhone SEのアプリで取得したい。
僕は、大いに悩み、そしてようやく気がついた。
Mi11 Lite 5Gで問題なく読み取れているのだから、パスポート側には問題がない筈。
iOS用のアプリは今日インストールしたので最新だから、アプリ側の問題でもない。
となれば、iPhone SE側を疑うべきではないか、と。
そう思った僕は、ダメもとでiPhone SEを再起動させ、アプリを再立ち上げし、あらためて、マイナンバーカードを読み取り、続いて、パスポートの写真にカメラを向けると…。
瞬時で認証したw
なんのことはない。iPhone SEを再起動すればいいだけの話だったのだ。
なぜ、最初からそれに気がつかなかったのだろう。バカすぎだ。
その後は、何度(検証用に)試してみても、すぐに認識したから、僕のiPhone SEにおいて、一時的に問題が発生していたということだったのだろう。
とりあえず、解決して良かった。
その後、市町村名や、ワクチン詳細などを確認したて、ついに…。
証明書発行完了!
スムーズに進んでいれば、5分ぐらいで終わった話なのに、手こずってしまったのは想定だったけれど、まぁ、結果オーライだ。
海外用の証明書は無事に発行できたけれど、あと1回接種しなければ、海外に行くことはできない。
僕は、1回目2回目にファイザーワクチンを接種しており、ファイザーでもそれなりに発熱した。
モデルナだとさらに副反応が強そうなので、できれば3回目もファイザーにしたいと思っていた。
でも、しばらくはモデルナしか接種枠がとれないというのが悩ましい。
副反応による発熱を考えるとブルーになるが、海外に行ける状態にしておきたいから、モデルナ接種するかなぁ…