僕は、2017年度の「ラジオ英会話」で、初めて遠山顕先生の講座に出会った。
そして一瞬で惚れ込んだ。
英会話って、こんなに楽しいものなんだ。毎日の講座を聴きながら、僕はその素晴らしさに酔いしれた。
奇しくもその年で、顕先生の「ラジオ英会話」講座が終了してしまうこととなり、僕は大きなショックを受けた。
が…。
その楽しさ、素晴らしさは、「遠山顕の英会話楽習」に引き継がれて続くことになったので、ホッとしたことを思い出す。
レッスンは週3日(月~水)になってしまったのだけれど、聞けば聞くほど味わい深い講座だったから、週後半は、余韻に浸りながら復習を続けていた。
しかし、そんな「英会話楽習」も、昨年10月をもって終了…。
僕は、本当に切なくて、悲しくて、泣けそうになってしまったが、でも、信じていた。
「英会話楽習」の最終回で、顕先生は、ジェフさん、キャロリンさんとともに、番組の《卒業》メッセージを述べられた後、次のように仰ったからだ。
until next time we meet again!
Some where some how some day.(またお会いしましょう。いつかどこかで。)
そう。
その約束通り、顕先生は還ってきてくださった。
残念ながら、2022年度のラジオ英語講座に顕先生の名前はなかったが、その代わり、季刊ムックという形式で復活となった。
音声ダウンロード形式のテキストとなっており、まさに「いつでも」英会話が楽しめる形式になっている。
今回は、ムックという形式になったものの、その内容は、かつてのラジオ講座そのもの。
だからもちろん、顕さんのパートナーは、引き続き、ジェフさんとキャロリンさん。
YouTubeには、この3人による紹介動画もアップされている。
だからもう、これ以上の説明は不要かもしれないが、以下、簡単に僕からもご紹介させていただこう。
そのスキットは「ラジオ英会話」「英会話楽習」の流れを汲んでいる。
巷の英会話本にありがちな無機質さ、堅苦しさは皆無。英語の楽しさを味わえる、生き生きとした、実に楽しいスキットだ。
顕さんがイディオムを伝えたあと、《皆さん》という言葉で、ユーザーのリピートを促すところまで、ラジオ講座を再現。
解説部分も充実している。
ダウンロードできる音声は、項目毎に分かれているから、リピート練習も楽々だ。
若干ではあるが、音声部分には、3人のフリートークも挟み込まれている。*1
ラジオ英語講座時代に大人気で、僕も大好きだった「Listen for it!」(英語のお知らせやCMを聞いて、質問に答える企画)も2編収録。
「Tougue Twister(早口言葉)Training」コーナーや…。
「A Song 4 You」(英語の歌)コーナーも復活だ。
顕先生たちとまた一緒に歌える時が来て、本当に嬉しい。
かつての英語講座テキストに掲載されていた「クロスワードパズル」も、引き続き採用。
いやぁ、本当に、実に充実した、素晴らしいムック。流石は遠山顕先生というしかない。
発行形態は季刊なので、年に4回だけというのがちょっと寂しいけれど、僕の英語力だと、それぐらいのペースの方がいいのかもしれない。
何はともあれ、また、遠山先生の元気な声が聴けて、楽習できることが本当に幸せだ。
次号発売の6月まで、何度も何度も聞き直して、英会話の楽しさを身につけていきたい。
*1:ラジオ講座では、そのフリートーク部分が最高に楽しかったので、それが少ないのだけはちょっと残念。