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「四字熟語」パズル本に、破顔一笑、唖然呆然、一件落着した話

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昨日のエントリーで、僕は、「もったいない本舗 おまとめ店」の魅力について力説させていただいた。

と、偉そうに書いてはみたものの…。

読書好きの人からは、「(古本屋で買わずに)新刊で買えよ!」と言われるかもしれない。

古本で売れても、その本の作者には全く収入が入らないため、「新刊で買わなきゃ意味ないだろ!」という意見は、尤もだと思う。

ただ、現状の出版流通市場を考えると、古本は古本で、重要な存在意義がある。

何しろ、年間7万点以上の新刊が発売されるため、いわゆる《売れ筋》《定番》にならなかった本は、市場からすぐに消えて、出版社の倉庫に眠り、そのまま絶版になってしまうケースも多数あるからだ。

新刊で手に入れたくても入手できない本が多数ある以上、僕は、古書市場も必要だと思っている。

例えば、古本で入手した本の繋がりで、新刊が購入されるかもしれないじゃないか。

今後、電子書籍化が進んでいくと、古書を含めた出版流通は《激変》する可能性を秘めているが、現状は、まだまだ古書の存在は重要だ。

と言うことで、僕は《もったいない本舗 おまとめ店》を贔屓にしているのだけれど…。

今週注文した(そしてすぐに届いた)注文品において、ショッキングな事件が発生した。

それは、この本。

四字熟語最強のパズル 単行本(ソフトカバー)

漢検対策&脳トレ(ボケ防止)のために購入したパズル本だ。

この本は、新刊書籍としては、残念ながら絶版となっており、古本市場でしか入手できない。

漢字業界の権威で、僕の大好きな円満字二郎先生が監修されている本ということもあり、僕は、発見した瞬間に購入を決定。それが届くのをとても楽しみにしていた。

《もったいない本舗》の各店舗では、販売している古書を、「非常に良い」「良い」「可」の3つのレベルにジャンル分けしており、この本は、「良い」だった。

1点1点の商品について、詳細な、商品状態の情報は提供されていないため、その3つのレベルで判断するしかないのだけれど、これまでの購入経験では、概ね満足していた。

過去購入した商品は…。

これで「良い」レベルなのか?「非常に良い」じゃなくて?

「可」で届いたけど、十分「良い」んじゃない?

というものばかりだったので、絶大な信頼を置いていたのだ。

この本も、表面上はとても綺麗だったので、僕は思わず破顔一笑。

早速解いてみようと、ページを開いて…愕然とする。

答が既に書き込まれているではないかorz

このページだけじゃない。

なんと、全てのページに書き込みがなされていたのだ。

普通の本ならいざ知らず、パズル本でこの状態では、全く使い物にならない。

この本は、表面上は綺麗だったし、痛みもない。しかし、全てのページに書き込みがあっては、パズル本としては全く用をなさない。

本の表面だけを見て、「良い」と言われても困る。

古本をネットで購入する場合、自分ではその中身を確認することができないため、出品者の情報だけが頼りなのに、これはあんまりだ。

僕は、信頼していた《もったいない本舗》に裏切られたようで、唖然呆然となった。

我慢しきれずに、SNSでぼやいてしまったほど。

これは古本特有のリスクと言えるから、諦めるしかないとは思いつつ、僕は《もったいない本舗》のサポートセンターに、一応メールをしておくことにした。

メールの主旨としては、《全ページに書き込みがある本を「良い」とするのは勘弁して欲しい。今回はもう仕方がないとして、今後注文した場合は、同様なことがないようにして欲しい》と、お願いするものだった。

返信は期待しておらず、もし返信が来るとしても連休明けだろうなぁと思っていたら…なんと、2時間後に返信が来た!

サポート担当者は、僕に、検品不足についてのお詫びを述べた後、「交換用商品の在庫がないため、(当該本の代金を)返金させていただきます。」として、返金手続き完了のメールが届いた。

いやはや、流石《もったいない本舗》だ。サポートに関しても、迅速丁寧で感謝感激。

僕は、不満が一瞬で収まって、一件落着気分になった。(現金なもんだw)

その後、《もったいない本舗》のWebサイトを確認してみると、「非常に良い」「良い」「可」の基準が、以下のように掲載されていることがわかった。

・非常に良い:使用されてはいますが、非常にきれいな状態です。書き込みや線引きはありません。
・良い:比較的綺麗な状態の商品です。ページやカバーに欠品はありません。文章を読むのに支障はありません。
・可:文章が問題なく読める状態の商品です。マーカーやペンで書込があることがあります。商品の痛みがある場合があります。

なるほど。

この基準によれば、今回僕が注文した本の状態は、せめて「可」でなければならず、「良い」は誤りだったことになる。

だから、サポート対応としては、当然の返金対応だったのだろう。納得。

ただ、パズル本の全ページに書き込みがあるというのは、「文章が問題なく読める状態」ではなく、「書き込みがある」で済ませていいようなものではない気もする。

個人的には、中古販売《不可》の商品だと思うので、今後はちょっと考えて欲しいなぁと思う。


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