先月下旬。
日本漢字能力検定協会から、待ち侘びていたものが届いた。
「漢検生涯学習ネットワーク」の会員証。
この会に入りたいという思いが、漢字勉強の大きなモチベーションにもなっていたので、夢が叶ってとても嬉しい。
漢検生涯学習ネットワークとは…。
日本漢字能力検定協会が主宰となって運営している漢字学習者研鑽の場。
漢字好きにとって、憧れのコミュニティだ。
入会金や年会費などは全くかからないが、入会するためには、ひとつだけ条件がある。
漢検準1級以上に合格すること。
僕は、その条件をクリアするべく、加齢で錆びかけている脳を何とか働かせて、漢字の勉強に励んだと言って良い。
昨年10月の2級合格をステップに、今年2月、準1級を初受験した。
自己採点では合格の手応えを感じていたのだけれど…多数のケアレスミスがあって、あえなく不合格。
世の中そんなに甘くないことを思い知った。
僕は、大きく落ち込んだものの、6月の試験でリベンジ成功。
僥倖にも、準1級の合格証書を手にすることができた。
僕はこの証書が届くや否や、漢検生涯学習ネットワークに申込を行ったのである。
6月試験の合格者には、9月下旬に会員証が送付されるという情報を得ていたので、ずっと待ち侘びており、それがようやく届いたということになる。
会員証とともに、「漢検ジャーナル」「会員通信」も同梱されていた。
「漢検ジャーナル」は、大手書店などでも無料頒布されており、僕は既に入手済だったが、「会員通信」は、会員にならないと入手不能。
だから、それがゲットできたことも、僕の大きな喜びになった。
漢検ジャーナルは、既に34号が出ているのに、ひとつ前の33号が同封されていたので、「あれっ?」と思ったが…。
先週、あらためて漢検から手紙が届いて、納得。
前回送られてきた会報類は、新規登録者用の特別版。
会員向けの定期送付は、10月だったのだ。
ということで、無事に最新号をゲット。
「漢検ジャーナル」34号の表紙を飾るのは、QuizKnockの山本 祥彰さん。
QuizKnockの漢字王、漢検1級ホルダーだ。
漢字ミュージアムとコラボした、こんな動画にも登場している。
僕は、山本さんの凄さに敬服して、漢字の面白さに目覚めたということもあるので、そのインタビュー記事は、非常に興味深く読んだ。(これが届く前に、大手書店で入手済だったのだけれど(^^;
「漢検ジャーナル」は、一般の漢字好きでも十分に楽しめるが、「会員通信」の方は、主に1級合格者向けに作られているのか、実にマニアックな内容。
いやはやもう、難しすぎて、何が何だか…。
でも、これが「漢検1級」の世界なのだ。
僕は漢字の奥深さに、あらためて感服している。
折角《漢検生涯学習》という名前のネットワークに入ったのだから、僕も、生涯かけて、1級合格を目指したいとは思う。
ただ…。
そのハードルはとてつもなく高いため、未だ勉強には踏み切れない。
年々記憶力が衰退しているし、僕に残された時間は、それほど多いとは言えないから、チャレンジするならば、ここ1~2年(で終わるのか?)が勝負と言えるのだけれど…。