先週土曜日の話。
僕は、ガーミンストア銀座で、発売前のGarmin Forerunner 965を体験するという目的を達成。
この日、僕は発作的に銀座を訪れたため、ストア訪問以外のプランはなかった。
ただ、折角銀座を訪れたのだから、銀座で餃ビーするのも悪くない。
気がつけば、時は午前11時半過ぎ。
ちょうどランチタイムではないか。
そう思った僕は、以前から気になっていた店を訪問することにした。
有楽町駅近くのショッピングセンター「銀座インズ」
その「インズ2」地下にある…。
「ぎょうざ本舗・北京」だ。
それは、フードセンターの一角にひっそりと存在しており、店構えだけ見ると、全く銀座っぽくない。
しかしこの店は、長い間、銀座の地で生き続けてきた老舗なのである。
店頭には、「昭和50年に銀座にオープン。餃子自慢の店です。」と書かれている。
食べログなどでの情報によると、平日のランチ時には、お得なセット料理がいろいろあるようだ。
しかしこの日は、土曜日だったので、通常価格の料理見本が並んでいた。
町中華としては安くないが、店の場所が銀座ということを考えれば、妥当なのかも知れない。
僕は、店の開店時刻早々に入店したので、先客はなし。
一応メニューを眺めてみたが、僕の注文はもちろん決まっている。
昼間だろうが何だろうが、餃子とビール。それ以外の選択肢はないからだ。
餃子は、つい最近600円に値上がりした模様。
まぁ、最近は、何でもかんでも値上がりしているご時世だし、店の場所が銀座であることを考えると、やむを得ないという気がする。
瓶ビールは中瓶700円。
これも最近値上がり。なかなか強気な価格設定だけれど、まぁ、場所が銀座ということを考えれば(こればっかり(^^;)、仕方ないかもしれない。
僕は、ビールに加えて、餃子が出てくるまでの《繋ぎ》として枝豆を注文。
ピンクの花柄テーブルクロスに置かれた、ビールと枝豆。
これだけ見ると、大衆酒場のような趣で、「ここは本当に銀座だろうか?」という気がしてくる。
しかし、紛れもなくここは銀座の老舗なのだ。
そんなギャップを感じながらつまんだ枝豆は、たっぷりの塩が振りかけられており、ビールのつまみにぴったりだった。
枝豆の登場まで、意外と時間がかかったため、主役の餃子もすぐに登場した。
こんがりと焼けていて、皮のカリッと感が伝わってくる。
これは美味しいに違いないぞ。
さぁ、昼から餃ビーできる幸せに酔いしれよう。
ちょっと厚めの皮についた美しいヒダ。手作り感が伝わってくる。
昭和から続く餃子の風格だ。
囓ってみると、皮が実に美味しかった。
小麦粉が強く主張している、ちょっと甘めの皮。その中に、野菜の食感を残した、ちょっとざく切りの具。
そして、ニンニクが強烈に効いている。
僕は全く気にしないし、むしろ歓迎なのだけれど、平日、銀座で働く方々は、昼間にこれを食べたら、午後はちょっとやばいんじゃないか?と思うレベル。
でも、それがこの店の主張なのだろうし、それで問題ないことは、昭和50年から続く伝統が証明している。
パンチの効いた餃子なので、ビールのお供としては最高。
僕は、思わず「おかわり」したくなったが、この日はちょっと別件もあったため、後ろ髪を引かれながら、一皿で店を出た。
この店は、おつまみ類も沢山あったので、今度は是非夜に訪れてみたい。