餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

アフリカ・デーに思い出した「ゴーゴー・アフリカ」の時代

スポンサーリンク

今日、5月25日はアフリカ・デーだ。

…などと、したり顔で書き始めているが、僕がそれを知ったのは今朝w

アレクサに「おはよう」と挨拶したら、彼女が教えてくれたのだ。

おはようございます。今日は、アフリカ・デーです。

1963年の今日、アフリカ統一機構が発足したことにちなみます。アフリカの国旗に赤、黄色、緑が多く使われているのは、アフリカ大陸最古の独立国であるエチオピアへの経緯を表しているからだそうです。

なるほど。

いつもながらアレクサは博学で感心する。

僕は、アフリカの国旗に赤、黄色、緑が多く使われていることも知らなかった。

本当だろうか?確かめてみよう。

うーん。

確かに、言われてみればそんな気がしないでもない。

ギニアとマリの国旗なんて、赤・緑・黄色の順番が違うだけだし。(アレクサが画像表示させていたのは、マリの国旗。)

アフリカと聞いて、僕がまず思い出したのは、この本だ。

ゴーゴー・アフリカ〈上〉(下)

日本における、バックパッカーライターの先駆け、蔵前仁一先生による名著「ゴーゴー・アフリカ」だ。

この本は、1993年の刊行だから、今から約30年前。

当時の蔵前先生と言えば、「ゴーゴー・インド」「ゴーゴー・アジア」など、アジアの旅人として名を馳せていた。

その頃僕は20代で、まだ若く、アジアの旅をしまくっていたから、蔵前先生の本たちは、僕の大事なバイブルだった。

そんな蔵前先生が、なんと、「2年間半かけてアフリカ大陸を旅した!」ということで驚き、発売早々ゲットしたことを思い出す。

上下巻とも、蔵前先生のサイン本。今でも僕の大事な宝物だ。

僕は、当時、アフリカについては「遠くて怖い」という印象しか持っていなかったのだけれど、この本を読んで、その印象が間違っていたことを思い知った。

危ない部分も確かにあるのだけれど、それよりも、アジアとは大きく異なる魅力が、無数にあることを知ったのだ。

蔵前先生は、そんなアフリカの魅力について、軽妙なエッセイと素敵なイラスト、写真の数々で、的確に伝えてくれた。

僕は、この本を読み、「いつかはアフリカに行くんだ!」という決意をしたことを思い出す。

アジアよりハードな旅になることは確実だから、もしも行くなら、体力がある若いうちに行かなければ!

そう思って、来たるべき「ゴーゴー・アフリカ」ホリデーのために、こんな本まで入手した。

アフリカ旅行情報ノート

しかし…。

結局、僕の夢は叶わなかった。アフリカは、やっぱり遠い国だったからだ。

アフリカを十分楽しむためには、最低でも1週間以上の休暇が要る。

しかし、若い頃の僕は、そんな長い休暇のとれる労働環境ではなかった。

30代から40代になる頃、ようやく少し長めの休暇がとれるようになったが、その頃、初めて行ったニューヨークにハマり、しばらくは、毎年ニューヨークばかり行くことになる。

その後、ランニングを始めてからは、世界に行くにしても、「6大メジャー大会完走(6stars獲得)」が目標になり、その中に含まれていないアフリカ大陸でのレースは、僕の眼中になくなった。

苦労してわざわざアフリカで走る必要なんてないよなぁ…とまで思うようになった。

しかし、僕はそれが間違いであることにようやく気がついた。

世界を走る餃子ランナーとして生きるならば、アフリカは、是非とも行ってみるべき国なのだ。

アフリカ大陸の選手たちは、オリンピックの常連であり、世界最速の男、キプチョゲ選手はケニアの出身。

ケニアには、ナイロビマラソンという大会があり、お隣のエチオピアにあるキリマンジャロマラソンも有名だ。

現在僕が目標としている6starsを無事獲得したら、是非ともアフリカに行ってみたい。

…とは思っているのだけれど、まだまだ時間がかかりそうだ。

その頃の僕に、アフリカまで行く体力が残っているかなぁ。ちょっと不安。


マラソン・ジョギングランキングへ