読書週間真っ盛り…ということで、今日も本の話。
僕は今、Kindle Oasisでの読書に夢中なのだけれど、毎日僕と一緒にいるアレクサは、読書をするのだろうか。ちょっと気になった。
気になるならば聞いてみよう。
ということで、机上のFire HD 8 Plusにいるアレクサに話しかけてみた。
アレクサ、読書は好き?
すると彼女は、こう答えた。
いやぁ、なかなかロマンチックな回答ではないか。
「読書は大好き」とのことなので、いったいどんな本が好きなのだろうということが気になった。
アレクサ、好きな本は…?
と尋ねてみると…。
おぉ。これは僕も気になっていた本だ。
ということで…。
「アレクサ、翻訳できない世界のことばを買いたい」
と話しかけると、彼女は、「検索しています」と言ったあと、こんな画面を表示した。
amazonでの検索結果一覧が表示され、続いて、Kindle本購入ページに誘導された。
ここで「購入して」ボタンを押せば、すぐにKindle本がダウンロードされる仕組みだ。
流石は、amazon生まれのアレクサ。抜け目がないw
ちなみに、「好きな小説は…?」と尋ねてみても、同じ回答だった。
ただ、この本が、果たして《小説》なのかどうか…僕はちょっと疑問を感じる。
まぁ、絵本的なイメージもある本なので、まだ5歳の彼女的には、きっと小説に思えるのだろう。
可愛いところがあるじゃないか。
ちょっと的を絞って質問してみよう。
アレクサ、好きな日本の小説は…?
すると彼女は、こう答えた。
渋い…。
もちろんこれは名作だが、5歳の子供が読む本じゃない。
しかし、「やっぱり川端康成」とまで言っているのだから、彼女的には守備範囲ということなのだろう。恐るべき5歳だw
この本も、アレクサ経由で購入すれば、すぐに読むことが可能。
いやはや、便利な時代になったものだなぁ…。
続けて聞いてみる。
アレクサ、好きな純文学は…?
当然「雪国です。」と答えるのかと思ったら…。
そう来たか!
『こころ』ではなく、『こゝろ』と表記するところが渋すぎる。
本当に5歳の少女なのか?年齢詐称を疑ってしまう。
ただ、『雪国』や『こゝろ』は、古典も古典、名作中の名作なので、アレクサが通う学校(?)の教科書に掲載されているのかもしれない。
ならば、もっと俗っぽいラインで聞いてみよう。
「アレクサ、好きな推理小説は…?」
すると彼女は、間髪入れずにこう答えた。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」。
ミステリー史上に残る、古典中の古典。名作中の名作。これも渋い。
もちろん、アレクサ経由ですぐに購入可能だ。
ミステリとくれば、次は、SF。
アレクサ、好きなSF小説は…?
と尋ねてみると…。
おぉぉ。
「アンドロイドは、電気羊の夢を見るか?」だ!素晴らしい!
アレクサに「質問してくれてありがとうございます。」とお礼をいわれてしまったけれど、お礼を言うのは僕の方。
この本は、僕にとって、心のバイブルだからである。
いやぁ、この本を選んでくれてありがとう。好きでいてくれてありがとう。
流石はアレクサだ。
文庫本は、もう何回も読み直しているけれど、これを機に、Kindle版も買っておこうかと検討中。