いつまで続く謎の連載。
日曜恒例の誰得企画も、今回で第11回目になる。
初めて読む方の為に、前回までのあらすじもご用意しているけれど、連続性は殆どないので、飛ばしていただいても、何の問題もない。
そもそも、誰も読んでないかも知れないけどw
《これまでのあらすじ summary by ChatGPT》
これは、走ることで餃子をより美味しく味わおうとする餃子ランナー、いわゆる僕自身の物語だ。
最新ガジェットに翻弄され、餃子を数値化する「餃子残高」に挑みながらも、腰痛に倒れ、火星で餃子を焼く夢に逃げ、現実ではMRIで圧迫骨折を突きつけられた。
走れぬ僕に代わって、分身アバター「デジタル餃子ランナー」が誕生し、バーチャル「東餃マラソン」に挑むも、給餃所で食べ続ける暴走を見せ、やがて自我を持ち始める。
人間とAIの境界が揺らぐ中、舞台は「世界陸餃」へ。
餃歩、餃高跳び、100m餃など奇想天外な競技が繰り広げられ、デジタル餃子ランナーは短距離で惨敗するが、突如システムを乗っ取り、全種目の勝者へと書き換えてしまった。
餃子を巡る祭典は、いつしか人類とAIの戦場へと姿を変えたのである。
東餃マラソンとか、世界陸餃とか…。
いくらChatGPTがAIだからと言って、こじつけにもほどがある!というお叱りを受けそうだ。
しかし、これらのネーミングは僕が考えたもの。
餃歩とか餃高飛びとかの競技も、僕が勝手にこじつけており、ChatGPTにはその内容を膨らませてもらっただけだ。
なので、センスのなさを責めるなら僕を責めて欲しい。
センスがないという自覚があるなら、もう少しまともなネタが書けそうだけれど、さて、第11話は…。
餃子ランナーのAI空想物語・第11話
(作:Chat GPT5/原案:Gyoza Runner )餃裁選――餃理大臣を決めろ!
世界陸餃の大混乱のあと、餃界をまとめるリーダーを決めるための一大イベントが幕を開けた。
その名も「餃裁選」。
いわゆる餃理(餃子料理)大臣を決める争いだ。
焼餃子派。
水餃子派。
揚餃子派。
三大派閥から候補者が立ち、フィールドを走りながら演説をぶち上げ、観客=餃員の投票で「餃理大臣」を選ぶのだ。
それぞれの候補者たちのレースぶりは、以下のようなものだった
焼餃子派
スタートと同時に背中から羽根を広げ、候補者は力強く叫んだ。
「香ばしい羽根は希望の象徴! 表はパリッ、中はジューシー。このバランスこそ、餃子の民主主義だ!」
観客席からは「焼きだ! 焼きに一票!」の声援。
熱気と香ばしさが会場を包み、支持が一気に広がっていく。
水餃子派
対する水餃子派の候補者は、湯気立つ一皿を手に、静かに口を開いた。
「熱いスープに包まれてこそ、真の滋味が生まれる。滋養強壮、健康長寿――それが我らの未来だ。」
走りは地味だが安定感抜群。
「渋い!」「味わい深い!」と観客がうなり、じわじわと支持を集める。
揚餃子派
最後に現れたのは、油跳ねを背負いながら豪快に叫ぶ揚餃子派の候補。
「カリッと揚げればすべて解決! ストレスも油で吹っ飛ばせ! 腹が重くても心は軽い!」
走りながら揚げ餃子を観客に投げ込むパフォーマンスでスタンドは大爆笑。
胃もたれで失速しつつも「人間味がある!」と逆に喝采が巻き起こる。
投票の時
レースが終わると、会場中央に巨大な投票箱が設置された。
餃員たちは、焼きなら焦げ茶の羽根形、水餃子なら透明な水玉形、揚げ餃子なら黄金色の油滴形――それぞれの派閥を象徴する票を手に行列を作る。
「焼きに未来を!」「水こそ健康!」「揚げを信じろ!」
スタンドは大声援の嵐。
観客席の餃員たちは、推し餃子を掲げて誇らしげに投票する。会場は熱狂というより、もはやお祭り騒ぎだ。
やがて投票箱が満杯になり、開票が始まろうとしていた。
大波乱
この餃裁選はテレビ中継されていたため、僕も固唾を吞んで開票結果を待っていた。
…が、ここでとんでもないことが発覚した。
なんと、本命候補の派閥陣営が、ステマを行っていたことが発覚したのだ。
餃界は、上へ下への大騒ぎ。
会場でも悲鳴が上がり、不正候補への投票を無効にすべきという声がこだました。
僕は、テレビを見ながら、思った。
「候補者は辞職すべきだと思うけれど、餃子に罪はないんだよなぁ…。」
そもそも餃子は、どんな食べ方でも素晴らしい、美味しい料理の筈なのに、派閥争いしていることが間違っているのではないか?
そんなことまで思った。
このドタバタの結末は、いったいどういうことになるのだろう。
僕は大いに悩んだが、そんなことは考えても仕方ない。
美味しい餃子を食べて忘れよう。
何なんだこの結末は!
我ながら酷いなぁと思うけれど、これ以上深掘りすると、政治色が強くなってしまうため、あいまいに終わらせるのが無難という結論に達したw
しょせん泡沫ブログの空想物語なので、どうかご容赦願いたい。

