餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「誤報」で思い出した緊張感を忘れずにいたい

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昨日の夕方。午後5時頃。
電車で移動中だった僕は、恐怖に怯えた。腰に着けていたBlackBerryが、いきなり「あの音」をたてて震えたからだ。
僕の端末だけじゃない。車内誰も彼もの端末から一斉に、あの不快な音が鳴り響いた。311の悪夢を思い出す。
まさか。しかも電車の中で。嘘だろ。勘弁してくれ。僕の頭の中では、さまざまな思いが渦巻いた。
しかし…。
結果的には何も起こらなかった。電車も止まらず、駅についても揺れは全く感じなかった。誤報だったからだ。


気象庁は8日夕、「奈良県大阪府震度6弱から7程度の地震が起きる」と予測し、関東から九州にわたる34都府県に緊急地震速報を発表した。
しかし、体感できる震度1以上を観測した地域はなかった。同庁は緊急地震速報を誤報とした上で、三重県沖の海底地震計の電気信号のトラブルが原因で誤報につながったと説明した。
「最大震度7」と誤報 緊急地震速報で気象庁  :日本経済新聞:

報道によれば、東海道新幹線近畿地方在来線などで一時運転見合わせとなり、40万人超に影響が出たという。
だから、誤報に問題がないとは言わない。しかし、よかったじゃないか。誤報で。もしもそうじゃなかったとしたら、それこそ大惨事だ。
今後も誤報が頻発するようだと勘弁してもらいたいけれど、311から2年半近く経ち「喉元過ぎれば…」の時期になっていたと思うだけに、久しぶりに緊張感を与えてくれた「誤報」は、決して無駄ではなかったと思う。
電車の運転見合わせというと大問題のように思えるが、在来線などでは、人身事故の影響で毎日のように発生している。僕はその方がよっぽど腹立たしい。
誤報が許せないと怒っている人もいるが、地震はあくまで突発的に発生するものである以上、完璧な対応は難しいのではないかという気がしている。
バッシングが高まった場合、「完璧な精度が保てないので、今後緊急地震速報の発表は取りやめます」などという事態になることを、僕は恐れる。
僕は、地震が全く予測できない世界で暮らすよりも、たとえ的中確率が80%だろうが、緊急地震速報のある世界で生きていたい。
そう思うのはおかしいだろうか?
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