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コロンボファンに遍く伝えたいミステリマガジンの素晴らしさ

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これは永久保存版だ。


「ミステリマガジン」2011年11月号

刑事コロンボのファンであれば誰でも、この表紙で「グッ」と来ると思うけれど、書店で見かけたら是非本誌の内容にも目を通して欲しい。
そして、その中身をひとたび見たら、買わずにはいられなくなる筈だ。
これまでミステリマガジンを買ったことがない人にとっては、コロンボに興味があったとしても、「特集記事だけなら、特に買わなくてもいいか…」などと思ってしまうかもしれない。
いやいやいやいや。これは単なる一介の特集記事のレベルではないのだ。
ミステリマガジンの特集は、毎号非常にその内容が濃く、質量ともに群を抜いている。今号ももちろん例外ではない。
マイベストコロンボとして、ミステリ界のそうそうたるメンバー42人にアンケートを実施。さまざまなエピソードが綴られている他、ベスト作品を集計。ベスト1位に上がったものは、僕の一番好きな作品でもあり、とにかく最高だった。
いつもながら充実しているのが「資料と研究」の数々。さまざまなエッセイ群に加えて、コロンボトリビア・クイズ、TVドラマシリーズ・リスト、ノヴェライズ・リストなども掲載されており、非常に読み応えがある。
そして、コロンボ原作・原案者であるリチャード・レヴィンスン&ウィリアム・リンクの短編が3本。こういった短編が掲載できるのも、ミステリマガジンならではだ。
あぁ、僕の拙い文章では、この特集の素晴らしさをなかなか伝え切れてないのがもどかしい。手にとってもらえれば一発でその凄さがわかるのになぁ。特集の詳細は、早川書房公式Webサイトでも掲載されているので、是非ともご参考にしていただければと思う。
この特集に感化されて、以前買ったDVDボックスのコロンボ作品を、また見たくなってきた。もう何度も何度も見ているのに。
しかし、何度見ても面白いのが刑事コロンボだし、今回のミステリマガジンは、その絶好の伴侶になっている。

コロンボ特集の影に隠れてしまった感はあるが、今号のミステリマガジンは、他に小特集が2本。皆川博子月村了衛の作家特集だ。最新刊との連動企画ではあるが、小特集とはいえ、最新短編やブックガイドなど充実しており、こちらも読み逃せない。
コロンボ特集の為に、今回初めて手に取った人でも、ミステリ好きであればきっとはまり込んでしまうだろうと思う。お薦め。
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